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上手な 「並」の先生は生活科の夏野菜の育て方にも工夫がある。2

この記事は 2作目です 前回の作品を読まなくても読んでいけるのですが より深く理解できると思うので是非とも 前作を見てください 前作はこちらです。

さて 生活科の夏野菜栽培の時に苗だけを使うのではなく
ポットに種をまいて上手に活用しようというのを
お話ししてきました。
今日は そのポットに植えた種が苗になった時の
活用方法のお話です それでは始めます。

枯れても補充することができる

これはまだされていないので、今後の話ということで
上手な「並」の先生が話しておられたのですが
よく 畑に苗を移した後も枯れることがあるそうです。
そこで 予備のポットを作っておき、枯れたらがすぐに予備を
差し替えるというような作戦を取ることで
狭い 学校園で最大限の効率化を図るそうです。
これをすると子どもたちの観察がストップしてせず、
それどころか枯らしてしまった時は
枯らしてしまったから、次こそは頑張ろうと
色々気を使ったりするようになります。
子どもたちにもたくさん体験させるためにも
いくらか 予備が準備してあるといいようです。

バジルは コンパニオンプランツとして使うこともできる

教科書で紹介されている 夏野菜の中にバジルは入っていないので
なぜされるのかを聞いたことがあります。
理由は2つでした
1つは畑のコンパニオンプランツと言って
トマトやナスなどと並べて植えるとお互いがお互いのいいところを出して
苦手なところを補うため どちらも大きく育つそうです。
特に バジルは匂いが出て虫を寄せ付けない そうなので
ナスやトマトの実がきれいに大きくなるそうです。
そしてもう一つの理由が 子どもたちのお土産でした。
バジルの苗はポットでも20cm ぐらいの高さまで普通に成長します。
そして 葉っぱが次々つくのでどんどん
とってサラダや料理に入れたりします。
その後もたくさんまた葉っぱが出てくるので
繰り返し繰り返し 育てることができるそうです。
この上手な「並」の先生は バジルの育てるのを工夫して
母の日 や 父の日の贈り物として子どもたちに
お家に持って帰されたりするような活動もされています。
こうするとただの栽培活動は家族の絆を深めるような交流活動に
結びつくような形になりました。 これも面白いなあと思います。

みんなに苗を配って一緒に育てることができる

学校園ではなかなか スペースがないのでできませんが
「もしよかったら皆さんも作ってみられませんか?」 という感じで
希望者の人にプレゼントするなんてこともできるようです。
実際に都会の学校では難しいかもしれませんが
2年生に苗をもらって自分のうちの庭で育てた子たちが
報告をしてくれたり 取れたものを学校に持ってきてくれたりして
2年生とさらに交流を進めたことがありました。
また校長先生など他の先生に子どもたちがプレゼントすると
植木鉢で育てられたり全校の見えるところでからさないように
挑戦されるようなこともありました。
あまりやりすぎると負担が増えてしまうのかもしれませんが
でもみんなで同じものを相談しながらやるというのは
話題に事欠かないと思います。
こういう活動も展開されるので大変 面白いと思います。

私も 以前は苗で育てる方が確実に育つし
何よりも時間短縮できると思っていました。
しかし、近年は種の種類もたくさんになったし
十分に一学期間で収穫まで行く種も多くなりました。

また 直接 畑に直巻するのもいいなと思うのですが
ポットで作ることによってこれだけ バリエーションが広がるというのは
本当に興味深いことだと思います。
ちょっとの工夫やちょっとのアイディアで
みんなが喜ぶようにする。
上手な「並」の先生にはこの辺も学ぶことが多いようです。

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