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衝撃!⑩ 聖書暗号解読のカギ イエスの謎⑥モーセ、ヨセフ、洗礼ヨハネはイエスの模擬者?



モーセ、ヨセフ、洗礼ヨハネは、将来来られるイエスの模擬者であった。




神はモーセをアロンとパロの前で、神の代理として立てられたのである。

出エジプト記 五章
1 その後、モーセとアロンは行ってパロに言った、「イスラエルの神、主はこう言われる、『わたしの民を去らせ、荒野で、わたしのために祭をさせなさい』と」。


ところが肉身をつけた神は、イエス一人に限られるため、神がモーセを神の代理として立てられたというみ言は、とりもなおさず、



モーセを出エジプト路程において、イエスの模擬者として立てられたということを意味するものとしか考えようはないのである。



このようにモーセは、イエスの模擬者として、将来イエスが歩まれる路程を、そのとおり、



先に歩むことによって、あたかも、


洗礼ヨハネが、イエスの道を直くしなければならなかったように

(ヨハネ一・23)
1:23

彼は言った、「わたしは、預言者イザヤが言ったように、『主の道をまっすぐにせよと荒野で呼ばわる者の声』である」。




、彼もイエスが将来歩まれる道を、



前もって開拓したのであった。



それでは、モーセがこの路程をいかに歩んだかということに関して、調べてみることにしよう。



モーセは、「メシヤのための基盤」をつくったヤコブの子孫であって、【人類救済計画】時代の【神の計画】歴史を担当した中心人物であったばかりでなく、



将来イエスが来られたとき歩まなければならない、ヤコブの典型路程を、形象的に歩いたのである。



そしてまた、モーセは、ヤコブ家庭がエジプトに入る路程で、ヨセフがつくった基盤の上に立っていたのである。



ところが、ヨセフもまた、一人のイエスの模擬者であった。



ヨセフはヤコブの天の側の妻として立てられたラケルが生んだ子であり、



またヤコブのサタン側の妻として立てられたレアが生んだ息子たち(ヨセフ以外の子)
、の末の弟 であった。



それゆえに、ヨセフはアベル(神側・善的)の立場にいたのであるが、しかし、カイン(サタン側・悪的)の立場にいたその兄たちが、彼を殺そうとしたのである。



ところが、辛うじて死を免れ商人に売られたことから、先にエジプトに入るようになったのであった。



そして、彼が三十歳になりエジプトの総理大臣になったのち、彼が幼いときに天から夢の中で啓示してくださった教示のとおり

(創三七・5〜11)

5 ある時、ヨセフは夢を見て、それを兄弟たちに話したので、彼らは、ますます彼を憎んだ。
6 ヨセフは彼らに言った、「どうぞわたしが見た夢を聞いてください。
7 わたしたちが畑の中で束を結わえていたとき、わたしの束が起きて立つと、あなたがたの束がまわりにきて、わたしの束を拝みました」。
8 すると兄弟たちは彼に向かって、「あなたはほんとうにわたしたちの王になるのか。あなたは実際わたしたちを治めるのか」と言って、彼の夢とその言葉のゆえにますます彼を憎んだ。
9 ヨセフはまた一つの夢を見て、それを兄弟たちに語って言った、「わたしはまた夢を見ました。日と月と十一の星とがわたしを拝みました」。
10 彼はこれを父と兄弟たちに語ったので、父は彼をとがめて言った、「あなたが見たその夢はどういうのか。ほんとうにわたしとあなたの母と、兄弟たちとが行って地に伏し、あなたを拝むのか」。
11 兄弟たちは彼をねたんだ。しかし父はこの言葉を心にとめた。





その兄たちと父母とがエジプトを訪ねてきて彼に屈伏した【神の計画】路程の基盤の上で、イスラエルのサタン分立のためのエジプト苦役路程が始まった。



ヨセフのこのような路程は、将来イエスが来られて、苦難の道を通じて、三十歳で王の王としてサタン世界に君臨されたのち、



全人類はいうまでもなく、その祖先たちまでも屈伏させ、サタンの世界から分立して天の側に復帰【回復】するということを、見せてくださったのである。



このようなヨセフの全生涯は、イエスの模擬者としての道を行く歩みであった。



また、モーセの生い立ちと死も、まさしくイエスのその表示路程であったのである。



モーセは、生まれたときは、パロ王の手によって殺されるよりほかはない立場にあったのであるが、その母親が彼を隠して育てあげたのち、パロの宮中に入り、敵の懐の中で、怨讐を越えて安全に成長したのであった。



これと同じく、イエスも、生まれるや否や、ヘロデ王の手により、殺されるほかはない立場に陥ってしまったので、その母親が彼を連れてエジプトに逃れ、隠れて育てあげたのちに、再びヘロデ王の統治圏内に戻り、敵の懐の中で安全に成長されたのである。



そしてまた、モーセが死んだのち、その死体の行方を知る人がいなかったということも



(申命三四・6)

5 こうして主のしもべモーセは主の言葉のとおりにモアブの地で死んだ。
6 主は彼をベテペオルに対するモアブの地の谷に葬られたが、今日までその墓を知る人はない。

、イエスの死体もそのようになるということに対する一つの模型であった。



そればかりでなく、モーセの民族的カナン【神祝福の地】復帰【回復】路程は、まさしくそのまま、次に詳しく記録されているように、将来イエスが来られて歩まれる世界的カナン【神祝福の地】復帰【回復】路程の典型であったのである。



このように、モーセがイエスの模擬者であったという事実は、

申命記一八章18節から19節に、

18 わたしは彼らの同胞のうちから、おまえのようなひとりの預言者を彼らのために起して、わたしの言葉をその口に授けよう。彼はわたしが命じることを、ことごとく彼らに告げるであろう。
19 彼がわたしの名によって、わたしの言葉を語るのに、もしこれに聞き従わない者があるならば、わたしはそれを罰するであろう。




神がモーセのような預言者一人(イエス)を立てると預言され、だれでも彼の言葉に聞き従わない者は罰するであろうと言われたそのみ言を見ても、十分に理解することができる。



そしてまた、

ヨハネ福音書五章19節

さて、イエスは彼らに答えて言われた、「よくよくあなたがたに言っておく。子は父のなさることを見てする以外に、自分からは何事もすることができない。父のなさることであればすべて、子もそのとおりにするのである。


を見れば、イエスは、父のなさることを見てする以外に、自分からは何事もすることができないと言われた。このみ言もまた、



神がモーセをして、将来イエスが行われることを、前もって見せてくださったということを意味するのである。

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