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一昨日抗酒薬で死にかけた話

一昨日、国立競技場で開催されるFC東京VS鹿島アントラーズの試合の無料招待に当選したので、観に行く予定だった。

17時からキックオフだったが、妻の前のスケジュールの関係で17時20分くらいに千駄ヶ谷駅で待ち合わせした。

電子チケットは事前に渡してあったので、先に一人で入ることも出来たが、不安障害ということもあり、何万人という中に一人で飛び込む勇気はなかった。

ここ最近だが、どうも不安や緊張が悪化している。

具体的には一人で電車に乗るのが怖くなった。

2年前に不安障害になった時は、電車に乗ったり横断歩道を渡る(向かいに人がいるから)のがしんどかったが、それらは寛解したと思っていた。

最寄り駅から千駄ヶ谷駅までは約30分。

昨日はその30分を一人で耐え切る自信がなく、電車に乗るのを考えただけで心臓がバクバクした。

その段階で妻に相談すれば良かったものの、自分はどうも人に相談が出来ない。

昨日は相談することよりも真っ先に飲酒欲求が勝ってしまい、気づけば最寄り駅でスト缶500mlを2本飲んでいた。

しかし、ここからが地獄の始まりだった。

自分は抗酒薬ノックビンを服用しており、前回通院から量も増やしてもらっていた。

スト缶を飲んでから15分、乗車して10分経ったあたりから徐々に焦点が合わなくなってきた。

それでもまだ立っていられるレベルだったが、もう10分経つと目の前に白いモヤのようなものがかかり、息苦しくなって立っていることが困難になった。

あいにく席が空いておらず。

譲ってくださいとも言いづらいし、地べたに座るのもマナーが悪いので、千駄ヶ谷まで何とか耐えたが、正直死ぬかと思った。

そんなこんなで千駄ヶ谷に着いたが、いざ降りて改札まで行こうとするも、焦点が合わないので歩けず。

ひとまずホームの椅子に腰掛けた。

座ると気分が落ち着いたので、再び改札まで行こうとしたが、また焦点が合わなくなったので、トイレに行った。

妻と対面したのは、待ち合わせ時間から50分〜1時間後。 

対面してからも歩けないので、改札外のベンチに腰掛けた。

結局FC東京VS鹿島アントラーズの試合は観られず。

電車で帰ることもままならないので、タクシーで帰宅した。

抗酒薬を服用している状態で飲酒をして病院送りになったという話は断酒会でよく耳にしていたが、今回そんな抗酒薬の恐ろしさを身を持って体感した。

この恐ろしさが飲酒の抑制になりそうだと思ったと共に妻には本当に迷惑をかけたと非常に反省している。

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