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【谷地頭】大学生インタビュー Vol.3

第三回目は、
谷地頭を「外」の立場から考えるべく、
教育大2年生の北山創一朗さんに
お話を伺いました!

インタビューアー:ももこ、
インスタ投稿:あい、まゆ、くるみ、
ゆうか、が担当しております🙋‍♀️✨
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(ももこ)谷地頭を訪れた時は市電?

 

(北山さん)あるよ。市電でも言ったし、自転車でも行ったね。

 

(ももこ)すごいね。自転車でも行ったとは。谷地頭に対して、どんな印象を抱いた?

 

(北山さん)正直、あまり栄えているとは思わなかったな。でも、坂の多い地形に注目して、「なぜこのような特殊な地形になったのか」を考えるきっかけになった。夜に訪れると、湯川方面とは異なって街灯が少ないから、少し寂しさを感じたな。

 

(ももこ)函教大生が谷地頭を訪れるとき、おすすめの時間帯とか移動方法はあるかな?

 

(北山さん)朝がいいと思う。僕はアクティブに生活するので、自転車でどこへでも行くタイプ。市電はあらかじめルートが決められていて、そこから見える車窓は格別だよね。でも1本中路に入ると知らなかったことが沢山見つかって、新しい発見が生まれることもある。そのため、街の景観や発見が見出しやすい朝を選んだよ。あと、自転車がおすすめ!

 

(ももこ)さすがの行動力!そういえば、函館出身ではないよね?谷地頭の存在を知ったのはいつ?

 

(北山さん)出身は札幌市。小学生の頃から、谷地頭のことは知っていたよ。何度も函館に旅行で訪れていた。自分は鉄道ファンだから、市電にも興味があって。

 

(ももこ)乗り物を通じて、幼い頃から土地勘が磨かれるってすごいね。

 

(北山さん)僕の得意教科は地理なんだけれど、そのほとんどを飛行機と鉄道の世界から学んだよ。そういえば、ももちゃんの出身は?

 

(ももこ)岩手県。

 

(北山さん)盛岡とか?

 

(ももこ)北上市ってところ。私は北山さんとは違い、市町村の位置関係を覚えたり、地図を読んだりすることが苦手なの。笑

 

(北山さん)方向音痴なんだね。笑 ももちゃんらしくていいと思うよ。

 

(ももこ)「らしい」とは?笑

 

(北山さん)天然でいいってこと。笑

 

(北山さん)北上市は東北新幹線もはやぶさ号は止まらないけれど、走っているし。あれ、やまびこ号だっけ?東北本線で奥羽本線に接続して青森まで行けるし、北上線も伸びているよね。ちょっと上に移動するだけで花巻空港も利用できるから、移動に便利な街だよね。

 

(ももこ)北上市って伝えるとあまりピンと来られない方が多かったけれど、知っていたとは!

 

(ももこ)谷地頭にもっと人を集めるには、どんな工夫をしてみるといいと思う?

 

(北山さん)あまり学生が多くなくて、過疎化が進んだ西部地区の一部であるからな。例えば、集って勉強ができるカフェのように、若者が集まりやすいような環境を整えるといいのでは。あとは、市電を利用した旅のイベントなど、外部からの人の流動が見込めるような企画。財源の有無は置いておくと、先行投資をして人を集める工夫をしてみたらいいと思う。

 

(ももこ)やっぱり若者を集めるのがいいと思う?どんな立場の若者をターゲットにしたらよさそう?

 

(北山さん)若者を集めるに越したことはないよ。生活リズムが固定化されている学生が、谷地頭に行くきっかけができれば、永続的に訪れてくれるはずだからね。ただし、あまり年齢層にこだわる必要はないと思う。せっかくの観光都市であるからこそ、谷地頭温泉を地域振興の糧にするなど、工夫の余地は沢山あると思う。

 

(ももこ)生活リズムの固定化か。なるほど!

 

(北山さん)サブスク的に考えると、谷地頭を訪れる何らかのソースがあれば、その波は大きいものになるのでは。その波にあやかって、観光客などの更なる人の移動という波につながると考えたんだよね。それはどんな条件の街でも、一緒だと思う。

 

(ももこ)大学の授業の一環で、地域研究に携わりながら、過疎化の進む町の復興が想像以上に難しくて、悩んでいたの。サブスクとか、最新の考え方を取り入れたことがなかったから新鮮!

 

(北山さん)「人の移動」は案外重要な役割を果たしているからね。人が移動すれば、モノやカネも移動するから、全体の振興につながるんだよ。

 

(ももこ)そういえば、北山さんが思わず立ち寄ってしまう場所の特徴ってどんなの?

 

(北山さん)空港!

 

(ももこ)おお!得意分野、来たね。

 

(北山さん)空の世界が好きだから、全国の空港を訪れたいんだ。函館空港にもかなり訪れているしね。

 

(北山さん)飛行機に乗るために、鉄道やバスで移動して空港に向かうよね。チェックインカウンター、その次は手荷物検査というように、インフラを利用するためにインフラを利用するんだ。それが他にはない交通手段。そしてあの鉄の塊が宙に浮く姿を見られる神聖な場所でもある空港は、心が洗われるんよね。特別、飛行機に興味がなくても、行くのをおすすめするよ!

 

(ももこ)確かにバスや電車とことなって、乗り物に乗るために交通を利用する必要があるもんね。それでも多くの人が利用する空港には、魅力が沢山詰まっているんだろうな。

 

(北山さん)空港で旅のお土産を選ぶのも、いいよね。地元産のお土産は、その地域が名物にしているものが一目でわかる。

 

(ももこ)そろそろ時間だね。ズバリ、北山さんの夢は?

 

(北山さん)パイロットの夢を目指して断念した今は、新たな航空需要を開発する、航空会社の業務企画職を目指しているよ。海外の支店に赴任して、「日本の翼はどこまで広げるべきか?」「広げられるのか?」について考えてみたいんだ。

 

(北山さん)そのために、自ら立ち上げたサークルTrip. Labを大きくしたいな。道南いさりび鉄道と公式に協業できたので、「どうすれば地域の足だけでなく、観光列車として成功を遂げられるのか?」現実と理想を相対させながら、振興していきたい。市電貸切ツアーや、秋田内陸縦貫鉄道貸切ツアーなど、「自分たちが長所を見出したものを、いかに還元していくか?」「価値あるものにしていくか?」を、より具体的な行動を持って、証明していきたいな。

 

(ももこ)夢を追う、あるいは模索している人へメッセージをお願いします。

 

(北山さん)「自分は夢がないです」は嘘。生きる上でのモチベーションは全て「今」と「将来」の幸福度で決まる。まずは、自分の好きなことを徹底的に突き詰めて、誰にも負けないくらい知識をつけましょう。そうすれば、自分しか進めない道が拓けてくる。そうすれば、あとは長期的な目標に変えて、夢を実現するのみ。夢は自分の手で創り上げるべき。難しいようで簡単。

 

(北山さん)夢を実現するには、努力と実績と少しの運が必要。これらを味方にするのは容易いことではない気がする。ただ、その夢に近づくことは誰でもできると信じているよ。

 

(ももこ)北山さんの力強い言葉に、私も励まされた!今日はありがとう。

 

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