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【詩】とある夜

箸にもかからぬ
悩みを背負いがちで
武器ともたのむ
脳天気が
息切れしていた
熱心に
野良に
詩作をして
己を汲み上げ
ときに泥酔し
汚れ死んだ
安楽さや
感傷を捨て
夜のからくりを
噛み締めていた
歯を食いしばり
ひとに求められるか
など
贅沢な願望と
梅干し一つ
冷や飯と飲み込む

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