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にじをつくる【文フリ東京に行ってきた、読書感想文】

不思議な高揚だった。今日、東京で文学フリマがあった。どうやら規模が大きいので、先にめぼしをつけておいたほうが良いというので、数日前からわたしはnoteを放浪して、出店する方の記事などを読み、また文フリに行く人のオススメの記事を読んできたのだけど、出店する方の記事はTHE・DAYに向けて、ドキドキしているのが読み取れて、文フリというものに初めて行くわたしも自然わくわくしていた。

わたしの本を選ぶときの指針は2つくらい。カン。あとは、誰かが(自分が好きな人だとより良い気がしている)オススメしているものを読む。あまり評判とか知らないので、それだけ。で、いくつか、申し訳なさを感じつつ、訪れてみたいなという作家さんたちを絞らせてもらった。

モノレールに乗っていったけれど、会場の最寄り駅、流通センター駅で人がごっそり降りた。そして人の流れのままに歩いていき、いざ会場に着いてみると、開場一時間前から長蛇の列!ドキドキわくわく。

一番お目当てにしていたのは万城目学さんの本。これは一番に買わなくちゃいけないと、真っ先にブース?に行ったけど、けっこうな列がすでに出来上がっていて、30分くらい並んだ。無事に買えたのは僥倖だった。
そして個人的にずっとチャンスがあればと思っていた方の詩集を買う。
そして、noteの中で、オススメにあった作家さんたちで、気になった方々の本を買った。
予算、すぐ使っちゃって。でも決めていなければ、湯水のように使ってしまっただろう。なんか応援したくなっちゃうし、出店してる人たちは、みんな好きなことをしていてキラキラしているように見えた。
Xを主戦場とされているあこがれの方にもお会いして詩集を購入。
早々と会場をあとにした。
あと、すごく詩が好きな方に、なんどかDMをだそうとして、やっぱり、、と臆してしまい、消してしまっていたのだけど、やっぱり勇気をだしてお会いしたいと申し出ていればよかった!と後悔。次の機会があると信じる。
ふわふわしていて、不思議な熱気に圧されていて、ある方のブース?を訪れるのを忘れてしまい、後悔。また次の機会があると信じる。

詩集や短歌は何にも邪魔されずにじっくり読みたいので、エッセイの本を帰りの電車で読んでみた。

つるるとき子書店の、とき子さんという方による「なけなしのたね」というもの。
たねがね、良いの。
もうね、これがね、すっごくおもしろかった!ああ、わたしの語彙力よ。
日常に種まき というフレーズに惹かれて買ったのだけど、一気に読み切ってしまった。でもまた繰り返し読みたい。さりげない日常が、こんなにおもしろくて愛おしい。

とき子さん、noteにいらっしゃった。それまで存じ上げなかったのだけど、いま知れてよかった。

にじをつくるというのは、とき子さんのお話にあって、「自分の意志で虹をかける」、「自分の虹をつくってみたい」という、あとがきにあったフレーズが、ぴゅーんとわたしに刺さったもの。いい言葉!

ありがとう文フリ。ありがとうとき子さん。勝手に引用してすみません。良い本でした。



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