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【詩】愛の粒

海の泡のように
愛情にふるえた
耳にしみた
コスモスの花の涙
薄闇のせまるより速く
交わしたキスも
今はもう
はるかむかし
キミがいまどうしているか
なんて
もう
わたしの知らないことです
砂時計の
吸い込まれる砂の渦が
ぱらぱらと
光をまいたように
ひかっていたのも
雪のように
消えました

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