不安と共に生きる。


不安の元が天敵からの脅威、怯えなら、過去の遺伝子は、この体のうちにあるのだ。

不安は打ち消しようがない。

だけど、ときに「人の敵は人」とあるように、なにも野生だけが脅威になるわけではない。

脅威にもなり得る、同種らが自分の脅威となるなら、文化や文明はどこまで進んだだろうか?

文化の進展はゆっくりだ。

いや、ときに退化にも向かうだろう。

退化した文化の継ぎ目から、過去の生々し脅威が現れることもある。

その脅威は、いままでよりも、鋭くコチラを睨み、ありえない…これまでの常識を覆すような予兆に満ちているのだ。

それを許したら最後で、植物が遷移を目指すように、野生の遷移は力の関係のバランスピラミッドである。

食うか?くわれるか?の世界は文化の世界ではない。

ときに、先祖返りした奇妙なものが起こす珍事よりも、普遍的で放れば勝手に野生の牙を持つようになるのだ。

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