見出し画像

お受験名物「季節」;これで点を落としたらあかんやつ

年中男子をなめていた

年中の頃の息子は、それはそれは!本当に!驚異的に!物の名前も季節の行事も言葉が出てこなくて、「逆に今まで不便じゃなかった?!」と思うほどでした。

つい最近やったばかりの七五三も「=秋」とは繋がらないし、春に兜や鯉のぼりを飾ったことも忘れてる。
紫陽花も朝顔も区別がつかず、まして季節が夏とは思いもよらない模様。
リンドウが秋、というのも知らなければ、ヒヤシンスは種から生えると思っていたし、お雛様の絵と七五三の絵はお正月と勘違い。着物着てたら大体同じ裏の道歩き見てきたこの街・・・という。

今こうして書き出してみると改めてorz 膝から崩れ落ちます。

我が家の取り組み

お受験ライフ開始直後の12月にいそいそと定番のポスターを買い、お風呂に貼ったはいいのですが、それだけで変に満足してしまって、なんだか効果が上がってるのか上がってないのかよく分からない状態でした。ちょっとは覚えていたけど、雰囲気だけ。

こういうやつね。

それで私が業を煮やし、普段お勉強をしているリビングのテーブルのそばの壁一面に、ペーパーを千切っては投げ…じゃなくて、千切っては貼り、千切っては貼り、覚えたものを隣の壁に貼りなおして何回も刷り込むという覚え方をしていました。

ボロボロになったのは、理英会のばっちりくんシリーズの「ものの名前」とか「季節と行事」とか「理科的常識」とか、あの辺です。

でですね、子供は大したもので、覚えたものが指数関数的に増えていきました。

衝撃的記憶法の出番

しかしなぜか。な・ぜ・か!
コスモス:秋
これがどーーーーーしても覚えられなかったので、ほとほと困り果て、試しに歌ってみました。
童謡とかじゃありません。70年代の名曲です。
(なお、私は80年代の生まれです。)

「『薄紅の〜コスモスが〜秋の日の〜 』…はいっ、!」という具合。

息子に懐メロのベースが無いところに余計な事を教えたもんだと我ながら思いますが、YouTubeでさだまさしさんの(山口百恵さんのではなくw)「秋桜」の動画を見せ、
「ほら、小春日和っていうのは秋(←これは中学受験で問われたことがある)なんだよ。ね、この歌のお姉さんは、秋にお嫁に行くんだよ。明日からお母さんと離れるの、そういう歌。イメージできた?秋!」
という無茶苦茶な衝撃的記憶法をしていました。

秋桜/さだまさし
  https://www.youtube.com/watch?v=LqKAXqtja2I

他には、シクラメンとポインセチアがよくわかっていなかったので、これまた小椋佳さんの「シクラメンのかほり」。

「『真綿色したシクラメンほど清しいものはない♪』っていうけど、真綿色のシクラメンって、当時は無かったんだって。」とか余計な知識も抱き合わせ販売。

でもその「わけのわからない情報までインプットしてしまう母」を見て、「あぁ、必死なんだな、お母さん。」と幼いながらに推し測ってくれたのか、その後は面白いほどスッと覚えてくれました。

シクラメンのかほり 小椋 佳
https://www.youtube.com/watch?v=IM1RlQIC3yI

見分けがつかない系

ちなみに桃と梅と桜の見分けがつかないと言うのはよく言われているけど、あれは簡単なんです。花びらの形が違うから。

魚も見分け難いようでそんなことありません。息子はシュルッと覚えていました。

ただ、うちの場合は、椿と山茶花で窮していました。特に、問題の絵は白黒で、さらにちょっと下手くそ(失礼)な絵だったりするので見分けがつかず、しかも息子にとっては「どっちでも一緒やん」とモチベーションも上がらない感じだったようで、基礎トレ期はなかなか辛かったです。

ただ、実践編になると、別のカテゴリのものと混ぜて並べられた上で、「同じ季節(冬)のものを線結びしなさい」みたいな出題のされ方をするので、椿だろーがさざんかだろーが、冬のものと結べばいいので、GW頃には呪いが解けていました。

まとめ

(後日、脳科学の本を読みながらカリキュラムの工夫をした話を書こうと思っていて、そこにも書こうと思うのですが)
暗記ものは、エピソード付き適切なタイミング繰り返しやる!しかも楽しくやる!これに尽きます。うちは本気で爆笑したりしてました。

大丈夫です。根気よくやれば、基本的にこの分野では満点(奇問は無視!)取れるようになります。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?