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【小学校受験】11ヶ月で志望校に合格する為にやったこと【年中秋から】

中学受験でいう2月1日が、小学校受験の場合は11月1日です。
なので、新年度というのは11月に始まります。

また、小学校受験をしようと思う方々の多くは、子供が生まれた時からそのつもりで準備をされていて、年少さん頃からはいわゆるお教室に通うものなんだそうです。

うちは、受験することにしたのも、勉強に取り組み始めたのも年中の12月からなので、既に年度スタートに出遅れていました。しかも大幅な周回遅れでな!!
お受験フェラーリ勢やマクラーレン勢からは、さぞやうとましく思われるマシンだろうな、とほほ、と思いながらも、「よそはよそ、ウチはウチ!」というおかん魂を良い意味で発揮して頑張りました。

11ヶ月の間に我が家でした事

なんかとにかく目の前の敵をさばきながら、ラスボスに向けて経験値を上げていった感じです。

2017年12月
    お教室に入室。
    お教室で1週間分として勧めていただく教材は1日でこなす。
    並行して、母親が独自にカリキュラムを把握し、未修得分野を潰すために独自のペーパーをこなす。
    父母はこの時点で過去問を見ておき、ラスボスまでのギャップを洗い出し。 
2018年1月
    インフルエンザAとBとに罹ったため、お正月休みも含めて保育園を半分休まざるを得ず。
        熱が無い日は、簡単なペーパーと、蝶結びをはじめとした巧緻性対策に集中
    インフルから回復後、1月いっぱいでひとまず全範囲を1周。
2018年2月
    息子は、図形や計数は何にも教えなくても得意だったので、応用問題を。
    ただ、模写系はまだまだ線が汚いし、遅いので、毎日最低3枚点図形。
    言語系が意外と弱いため、ものの名前やら季節の行事やら、そういう系は基礎に注力。
2018年3月
    今思えば生意気だけど、この時期にペーパーがかなりのレベルになってて調子にのってた(苦笑)
    先生からは、志望校をペーパー最難関、男子のトップにしませんかと打診いただくなど。
    この頃もまだ言語系弱め。お話の理解も集中力が続かないことがあったり。
2018年4月
    体操、行動観察が壊滅的である事に気づく。
    しかし、体操教室への送迎が仕事やシッターさんの都合で覚束ず、あまり頻繁に行けない。
    自宅で父が特訓。ドリブル、遠投、投げ上げて拍手してキャッチ、など。
2018年5月
    GWに初めての模試で、家族3人それぞれが色々と学ぶ。
        (概念としてだけど)ポートフォリオをリバランスする為、6月以降のアクションプランを練り直す。
    下旬にピアノの発表会があった為、それまではピアノに比重を置く。
2018年6月
    母は毎週のように志望校の見学会や説明会へ。
    父と本人も、公開授業でモチベアップ
    模試の反省を生かし、毎週のように外部の模試やゼミに赴く。
2018年7月
    見ず知らずの子供たちとキャンプに行く。生まれて初めて親と離れて外泊。
    特に上旬は毎週末模試やゼミ。保育園行事も多め。
        パワーはあるけど、とにかく時間が無くて、英語の習い事は休会させてもらった。
    スランプ覚悟で、過去問と、母独自の難しめの予想問題に取り組む。
2018年8月
    7月までぶっち切りだったペーパーが、やはりスランプ気味。サナギの時期という感じ。
    くよくよしてもしょうがないので、週末はあちこちに出かけて願書&面接のネタ集め。
    この月は、簡単な問題と、アクティビティ重視で気分転換。
2018年9月
    神奈川の学校の願書締め切りで、母必死。
    毎週末模試。模試。模試。模試。模試。
        このうち、こぐま会の模試で1位になり、束の間、有頂天ホテル。
        でも、他の模試ではそこそこの成績だったので、試験は水ものであることを戒めるに留まる。
    模試やってるうちに、いつの間にかサナギが蝶になっていた。
    志望校の運動会でモチベアップ。
    毎朝毎晩、面接の練習。
        移動などの暇な時間は、ジェントルマンとはどんな行動をとる人か?とかそういうディスカッションをしていた。
2018年10月
    11月校の3校は、神奈川の学校の願書を再構成して出しきる。これまた母だけ必死。(父は仕事佳境)
2018年11月
    結果、志望校4校からご縁を頂戴して終了。

小学校受験やってみて思ったこと

とにかく子供の成長がすごいです。心身の基礎体力の鍛えられっぷりもすごいと思います。ストレッチしたらしただけ伸びるんだなと思いました。
夫も夫で、子供の成長を見て、自分も仕事頑張ろうって思ってると思います。

で、同様の成果を得るのには、別に小学校受験じゃなくてもいいんだと思います。何か武芸とか、芸術とか、スポーツとか、本人と家族が一緒に頑張れるものなら。

それから、私が好きな「二月の勝者」という中学受験漫画の冒頭のシーンで、カリスマ塾講師が生徒に向けて下記のような弁を述べているのですが、本当にそうだなと(6年早いけど)実感しました。
子供のためなら鬼にでもなろう、と思うのが母親なんだと。

「自分は天才」とでも思ってるのか?
前哨戦である一月地方入試で「灘」に合格したから?
「ラ・サール」が
「渋幕」が 受かったから?
カン違いも甚だしい。

君たちが合格できたのは、
父親の「経済力」
そして、
母親の「狂気」


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