11/5 『二千七百の夏と冬(上)』を読んだ

面白かった。
読み始める前にFGOでぐだぐだ邪馬台国イベントをやっていたり、読んでる最中に『範馬刃牙』のピクル編を読んでたりしたせいで縄文時代に対するイメージがよくわかんない大変なことになっていたけど(比較対象が悪すぎる)、それでも描かれる古代日本の世界にとてもワクワクした。語彙もこだわられていたり、数の名前も考えられていて面白い。どれだけ正しいかは知らないが、正しさはともかく、確かにこういう世界があったのだろう、ということを想像させられる。
現代パートと古代パートの双方から物語の重大な謎を追っていく、みたいな話を予想していたが、現代パートの方はまだそんなに多く割かれていないし話も進んでない感じなので、これからどう動いていくのか気になる。
最後、いきなりホラーサスペンスな展開で下巻へと続いていってびっくりしたが、なんか『ゴールデンカムイ』で見た気がするような死に様であるあたり、十中八九ヤツの仕業なんだろうな……1900年代の装備でも手こずるような獲物を相手に、2700年前の弓と槍だけで一体どうすれば勝利を収められるのだろうか。固唾を呑んで下巻を読みたい。

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