5/3 『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』を観た

国家の欺瞞を新聞社があばく、アメリカで実際に起こったできごとを描いた作品。
が、これが、ちょっといまいちよく理解できなかった。いやちょっとどころじゃなくわかんなかったかな……。面白かった・つまらなかった以前の問題で、1970年代のアメリカの世情とかロクに知らないし、当時の大統領のことさえ知らんし、なのに前情報ほとんど入れずに観に行ったのがそもそも間違いというか不相応であった。話についていけず、うっかりウトウトしてしまって字幕も追えず、登場人物も把握しきれないし、っていうか顔もあんましっかり判別できてなかった。パッとシーンが切り替わって映った丸眼鏡の男が、さっきまで映っていた丸眼鏡の男とおんなじ人かどうか自信ない始末。でもそこはちょっと眼鏡の形変えるとかしてくれてもよくない?
ラストシーンの意味さえよく分からず、忸怩たる思いだけを残して終わってしまった。残ったものと言えば、新聞の版を組むシーンの気持ちよさと、何度かリフレインされてた、扉を開けると中に人が犇めいていてザワザワと話し合ってる、むわっとした熱気が映像で伝わってくるシーンくらい。まったくもって不明不明。幼児になった気分を味わった。

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