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2022年10月の記事一覧

10/19 『七つの魔剣が支配するⅩ』を読んだ

交わりのⅩ! とか言ってる空気でもない激アツの10巻。 まずは前巻最後のおさらいというか反省会、カティの来歴と今後の展望が議論される。数ある魔法学校の中でもキンバリーに入学してくるような輩は、どうあれ尋常の経歴を抱えてはいないということがよくわかる。しかしまあ、以前「このパーティ、この親密度のままいったらそのうち自然な流れで仲良く乱交とかはじめちゃいそうだな」とか思ったものだったけど、ほんとにそういう流れも「ある」ってことが明示されてしまったので参る。既に一部の者はヤる気だっ

10/13 『怪盗フラヌールの巡回』を読んだ

まず、イラストが大変よろしゅう存じます。TAKOLEGS先生、FGOなどで見知って、いいなと思ってたけど、西尾維新のつくるキャラとの相性もバッチリじゃない。登場人物紹介ページを見るに、今巻の登場人物全員分のイラストが描かれてるようなんだけど、どっかで見れないんか。足元だけなんてむごいぜ。 ともあれ始まった西尾維新の新シリーズ作品。返却怪盗……忘却探偵のライバルにいそうな肩書きで、美少年探偵団のようにマジで元々はそういうつもりで産み出されたキャラクターだったのかもしれない。なか

10/5 『僕の心臓は右にある』を読んだ

チャンス大城という芸人を初めて知ったのは「東京ポッド許可局」のなかで紹介されていたのを聴いたのがきっかけだった。その頃から強烈なキャラクター、そのキャラクター性に勝るとも劣らぬ強烈で刺激的なエピソードの数々に、世の中にはスゴい人がいるなと思ったりしたものだった。それが10年ちょっと前くらい。 その後もたまにぽつぽつとテレビやラジオなどに出ているのを見聞きし、そのたびに強烈なキャラクターとエピソードを披露して笑いを取っていて、地下芸人なるもののたくましさを感じていたけれど、しか

10/3 『PSYCHO-PASS サイコパス 3〈C〉』を読んだ

前2巻をも上回る分厚さ、相当の歯ごたえだった。アニメを一度観ているから内容もスッと入ってくるかと思っていたが結構難航した。だがじっくりたっぷりやってくれたおかげで複雑怪奇な信仰特区編もいくらか理解できたと思う。 なかでもトーリの内情が深く描写されていたのがよかった。事件の主犯格なのに犯罪係数が異常に低かったり、でも入信前は色相真っ黒だったらしいとか、うっかり流してたがよく考えると君どういうことなんだ?と思える点などが納得できるようになっていた。その精神性はあまりに幼く、しかし