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2022年1月の記事一覧

1/24 『図書館の魔女 第二巻』を読んだ

1巻から結構間が空いてしまったが、比較的わけわかんなくならずにするりと読んでいけた。序盤も序盤だし、登場人物も少なかったおかげだろう。 その数少ない登場人物であるハルカゼとキリンの来歴を綴るにあたって作品世界の情勢などを説明してくれたのも助かった。ほどよく内容を思い出せたし、またその国際情勢の模様などもわかりやすく面白い。難しい言葉や凝った言い回しなど多用するのにこんなにわかりやすいのはすごい。 もっともそのぶん物語の進みようは緩い……だからこそ話をじっくり思い出せたってとこ

1/15 『難読漢字の奥義書』を読んだ

いろいろな難しい漢字が載っていて、これはどういう読み方で、どんな意味や由来があるか教えてくれる本。というとシンプルだが、この本はその漢字にある様々な読み方をタイプごとに章分けして教えてくれる。むしろ、漢字のあらゆる読み方を教えてくれる本、と言える。初歩的な音読み訓読み、重箱読み湯桶読みから、当て字当て読み、熟字訓や、果てはいやもう言ったもん勝ちだろみたいな読みまで。日本人はこの漢字という外国からもらってきた道具をどんな風に使って、自分たちのそれまで使っていたことばに当てはめて

1/13 『剣樹抄 不動智の章』を読んだ

大江戸諜報絵巻の第2巻。これを読む前になんとドラマ化もされ、そちらもとても面白かった。しかもドラマは今巻に収録されている話もやっており、なので原作既読勢として観てたのに途中でドラマに追い抜かれるというレアな体験もした。 そんなドラマをしっかり楽しんだ上で読んだ第2巻、まず驚いたのは、原作義仙様、若いな! ドラマじゃ舘ひろしがやってたんだよ? 23歳て。えらい豪胆な改変だったんだな……と思うが、しかし意外とアリというか、ナシではないな、と思えた。舘ひろしレベルの迫力と雰囲気を原

1/6 『自意識とコメディの日々』を読んだ

よくおぎやはぎやバナナマンのラジオに一緒に出ていて話してるスタッフさん、というのが著者を知る最初のきっかけと印象だったかな。その後、好きなバラエティ番組のスタッフロールなどに名前があるのを見かけて、結構な人なんだと思ったり、第3のバナナマンなどという肩書を聞いてスゲェんだなと思ったり、なのにラジオじゃすげーバカな話かくだらないことしかしてないんで一体どういう人なのかなかなか実態が掴みにくい放送作家(最近は佐久間宣行ANN0などによってそうでもないけど)、その自伝にして、彼の周