見出し画像

夢にチャレンジすることさえ奪われる時代に、“夢とともに生きる” とは?


こんにちは、心月です。

「夢を叶えるにはどうしたらいいの?」 「願望実現や引き寄せがイマイチわからない」というお話をよく耳にします。

そこで、ボクの経験をお伝えしながら、そもそも「夢を叶える」とはどうったことなのか?書いてみようと思います。巻末に、モデル心月のシークレットメッセージもあります。ぜひ、ゆるゆるとお読みください。

■華やかさと現実と

ひとつの夢をあきらめずに追いかけ続ける人生は、美しく、尊いと思われています。確かにそれは素晴らしいことかもしれません。

事実、「夢をあきらめない」といった言葉には、無条件にポジティブで華やかな印象を持っている人はたくさんいます。

しかし、実際にものすごく時間が必要ですし、決して華やかなことだけではありません。

それでも希望を持って夢を追ってみると、理想と現実の違いを実感し、周りからも「現実を見なよ」などと言われてしまう・・・

でも、それって本当でしょうか?


ここで考えてほしいのですが、《夢は時間とともに変化するもの》ですよね。


画像4


■流動的で変化にあふれる望みこそ、ホンモノ


ショーモデルを目指していた頃、勇気を出して海外オーデションに参加したり、パリでスチール撮影をした経験がありました。

ですが、モデルとしての評価より先に身長が足りないというだけで、海外エージェントのオーデションに通過することができませんでした。

プロモデルと言えばステージに出演することだと信じていた当時のボクには、体系的な理由で“夢にチャレンジすることさえ奪われる”という、それまでの人生で一番辛い挫折となりました。

でも、ここで気づいたのです。

ボクはあくまで“自分らしい表現”がしたかった。
キラキラした衣装を着て大勢の人前で歩く“ショーモデルのステイタス”が欲しかったわけではないんだ。

って。


それからボクは、日本のエージェンシーに所属することなく、自分がしたい仕事だけを選び、フリーランスモデルで生きてゆくことを決心しました。


それまで培ったポージングや演技のスキルを活かし、作品モデルに重点を置くようになり、プロ意識を高めるためにブランディングの勉強もはじめました。それにより世界を見る眼が広がり、自信にも繋がりました。

その後、コンテンツの配信やチャリティ作品集の制作など、モデルを通してオリジナルな企画をするようになり、それがきっかけで、ずっとやりたかった児童福祉施設の支援活動ができるようにもなりました。

「ショーモデルで成功する」という夢が、「自分のコンテンツを創ってチャリティ活動をし、子供たちの未来へつなげる」という夢に進化したのです。


スクリーンショット-2020-03-30-13.39.42-1024x918

上の写真は、昨年度「Photo Shoot Award MEN /Silver」受賞のもの。


ありがたいことに、男性モデルでは少数派のART NUDEというジャンルでも予想以上に評価をしていただけ、結果も出せています。


たくさんのトライ&エラーを体験し、いつしかセルフイメージも変わり、新しい挑戦へ抵抗がなくなっていたのはボク自身が驚いているくらいです。

このように、夢は経験したことや挫折、そのときの状況によって変化が生じるものです。夢を叶えるために行動してゆくその途中で、自分の本質に出逢い、人間関係も変化し、目指すべき場所が変わっていく。


そんな流動的でごくパーソナルな望みが“夢の本質”だとしたら、あなたも、あなたの大好きな世界を、今まで以上に大切にできるのではないでしょうか。

■心月のシークレット・メッセージ

“夢は変わる”というと、決心がブレているようにイメージをする人もいらっしゃるのですが、ここで説明する“夢の変化”は、《夢そのものが変化する》ことです。

夢を叶えるための行動は、言うなれば可能性の取捨選択。

目標のために捨てた選択肢があり、そのうえで誠実に行動したことが、さらに可能性を広げることの方が多いはず。
そうやって夢は、その人の可能性と連動しながら、共に進化成長していきます。

そのプロセスを“夢そのものが変化する”とボクは考えるのです。

画像3


実のところ、ボクは大きな夢や目標を意識していません。いま興味があることを優先してそれに全力で集中していたいからです。

モデルとは、一般的な「〇〇らしさ」というジェンダーロールを負わなくとも、ダイレクトに自分を表現できるポジション。
そのために欠かせないのは、自分の肉体と性を受け入れ、みんなが抱える違和感さえストレートに伝えることがボクのテーマです

そして、Xジェンダーのボク自ら、肉体と性を主体的に露わにすることで、これまでの常識的な性価値や、それにともなう評価から自由になることを表現したい、というのがシークレット・メッセージになっています。


画像4


■古いシステムが作りだした「夢のようなもの」の終焉


男だから、女だから、LGBTだから、マイノリティだから、日本人だから、年齢が幾つだから、法がこうだから、
そんな社会概念によって押しつけられた役割は必要なときに演じればいいし、やるべき時にやるべきことをやればいい、というのがボクの考え。

前途した“夢の変化”を受け入れられない人の多くは、世間が求めるジェンダーロールに従属しすぎて、自分の性も肉体も自分のものであることを忘れてしまっている気がしてなりません。
そこから抑圧的で不寛容な「世間体」というものが生まれ、生きにくさを感じているのであれば、とても残念なこと。

もっと自分の本質を大切にし、美意識やエゴイズムを抑圧しない人たちが増え、お互いの夢を尊重しあえる世界をボクは願っています。


また、ボクがモデル活動している理由のひとつに「子供たちの選択肢を増やす」という想いがあります。


子供たちが、古いシステムが作りだした「夢のようなもの」から選ぶ人生ではなく、ありのままの存在に価値を感じられるように、自然に無理なく花を咲かせられる社会であるように、ほんの少しでも貢献できたらうれしいです。

このページをお読みのあなたが、どこかでボクの作品を観るときにこの裏メッセージを思い出して下さればと思います。


あなたが大切にしてきた美学を追求し、より幸せな時間を過ごせますように
望む人生を思いきりデザインできますように心から願っています。


「ひとりでは難しいよ」と感じる方。モヤモヤした感情から放たれ、あなた自身の魅力より輝かせる上で大切なスキルが網羅された「MITSUKI’S VOICE」をどうぞ。 DLしてすぐにスマホで読めます!


「MITSUKI’S VOICE」とは? トランスジェンダーモデル心月(mitsuki)が学んだ人生哲学とその実践方法を未公開写真とともにお楽しいただけるデジタルコンテンツです。 幻のインタビュー「Trans Gender Beauty」も掲載されています! 


それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。

ボク自身の経験から「生きづらさ」を軽くする考え方や方法を発信しています。共感してくれる仲間を集めています!大切な仲間たちと気軽に集まれる居場所「MITSUKI HOUSE」実現を目指しています!!