みなし2号と呼ばれるもの

世の中には色んな略語や隠語があります。
その世界の人なら通じ合えるもので、そのまま略したりする事が多かったり、〇〇番とか何となく隠語だ!って察したり出来るものが多いように思います。

どうも、モダン焼きです。

今回は「みなし2号」についてです。
このみなし2号というのは何の略語かと言うと、40歳から64歳の生活保護受給者で介護認定を受けた人、ということです。

みなし2号は「みなし」と「2号」に分けられます。

まずは「2号」の方ですが、2号被保険者の事です。介護保険では65歳以上が1号被保険者、40歳から64歳までが2号被保険者となっています。
2号被保険者は公的医療保険に加入している方の事です。公的医療保険に加入されていると40歳から介護保険を収めることになるのですが、これは公的医療保険に上乗せする形での納付となります。
公的医療保険に加入していなければ介護保険の被保険者になれないのです。

そして「みなし」です。
みなしとは、それと仮定する事です。
つまり、2号被保険者と仮定する事が「みなし2号」という事です。
先程の「2号」の説明で、公的医療保険に加入が介護保険の2号被保険者の要件と説明しましたが、生活保護受給者の場合は医療扶助というものの受給により医療機関にかかる事ができます。医療券と言うものです。医療扶助は公的医療保険ではない為に、介護保険の被保険者にはなれないのです。その為に医療扶助と同じようなもので、介護扶助というものを受けるのです。
介護保険のようなものなので「みなし」とされています。

みなし2号は介護保険被保険者番号の頭にHが付くのも特徴です。基本的な取り扱いはほぼ一緒ですが、生活保護を担当するケースワーカーとの連携が必要なので、担当の方と連携を図って下さい。介護保険担当課ではなく生活保護担当課に書類の提出が必要な場合もあるので気をつけて下さい。

一応ですが
65歳以上になれば、介護保険では1号被保険者になるので「みなし」は消えます。
2号被保険者は16疾病が認定要件となるのでこれも押さえておいて下さい。

本日はこの辺で、それではー。

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