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声を上げて解決しなけりゃ、決裁権を狙え。マンションの理事長になって、爆速ネットを導入した話

マンションの理事会は持ち回り

うちのマンションは戸数が少ない。
それもあって、マンションの理事会はやった回数が少ないとこで抽選になる。ある程度の公平性を保ちつつマンションの理事会をやっていて、住民もそんなもんだな、と不満は特にない。
長く住んでいると数回当たるのだが、持ちつ持たれつである。

特に、困ったことが起きない年もあれば、自動ドアが、雨樋が、芝生が、カーブミラーが、と問題が続くことも多分にある。抽選に不満はないし、持ちつ持たれつと書いたが、めんどくさいのですごいやりたい人もいない。仕方ない、そんな感じ。

わざわざ理事長に立候補

そんな中、コロナ禍だった時に私は理事メンバーに当選した。そして、役職選定(会計とか、書記とか)のときに理事長に立候補した。
実はマンション管理といいつつ裏目的があったのだ。
そう。ネット回線の改善だ。

結果

だらだらと経緯を書く前に、下の結果を見てほしい。

Wi-Fiで540Mbpsは満足!有線だともっといきそう。


これが、インターネット速度の変化だ!!!!!
固定費を全く変えずに家の回線を爆速にすることに成功した。

コロナ禍で在宅ワークもあり、インターネットのスピードはもはや交通機関と同等かそれ以上ぐらい必需品になった。
夫婦ともに在宅のときもあるし、他の住人の方もそうだろう。

新しい回線を引くことも検討したが、どうして仕事のためにネット環境まで変えなければならないのか?という小さな反抗心が、それを留めてしまった。
そこで、マンションごと回線を変えるという手段に出た。
住民一人一人に変えましょうといって合意をとるのは難しい。

そのために、コストが下がって、いい感じの速度になるからネットの会社が変わるというアナウンスをした。
総会で決済を通し、合意・可決を取ることができた。

提案・可決・導入の実施には、1年間かかった…

そして、ついに、ついに、マンションの回線が切り替わったのである。
さらに契約会社に交渉して、全戸に10Gbpsのハブを無料配布させて頂いた!

ハブの受け取り案内をさせて頂いたのだがまだ、マンション全体で40%ぐらいの人しか変更していなそう。

全戸が爆速になればと願っている。めんどくさくてやらないと、遅いままだから。 (ベストエフォート方式だから、使われないならそれはそれでいいんだけど、それじゃ自分がやってきたことの目的を果たしていない。)

え、うちのマンション遅いなと思ったらやるメモ

・速度チェック 100Mbpsを切る場合は遅いと判断してよし
 →Wi-Fi契約してて、100Mbpsはちょっとね
・IPv6とIPv4 over IPv6を知る
 →自分がIPv6かどうか調べる
・対応ルーターか確認
 →古いと爆速でません Wi-Fi6って規格が範囲ならセーフ
・ルーターの設定と対応
 →物理的にスイッチをいじる(説明書読んで)
 →192.168.11.1みたいなのはわからん!って人はサポートに助けてもらう
・ハブが100Mbpsのものじゃないか(←これ重要)
 →実はルーターを新しくしても、ハブが制御してる場合が…
 →シャワーヘッドをミラ○ルにしたけど、元栓が弱いみたいなイメージ
・マンションのハブの場所(←わかりにくかった)
 →ウォークイン、シュークロ、納戸のどこかに換気口みたいな蓋がある
 →剥がして確認

バッファローのサポートチャットにも連絡させていただいた。
色々と教えてくださってありがとうございます。
解決しなかったけど、ほんと優しい。

声を上げて解決しなけりゃ、決裁権を狙え

知ることで、解決できることはたくさんある。
声を上げれば、誰かが手伝ってくれることもたくさんある。
それでもムリそうなことも、実は「決定権・決裁権」を持てば変えられる。
それなりの労力は必要だけどね。
判断って怖いし、決めるってのは勇気がいる。
でも、みんなが良くなるように先導することもできる。

とはいえ、たかがマンションのネット業者で一年がかりだ。
ぶっちゃけめんどくさい。
大きな判断を、会社や、国でハンコをもらうのは本当に大変だろうな…

おしまい。


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