見出し画像

2021年10月22日(金)〜23日(土)にmocteco4期 オンライン合宿を開催しました

今年で4期目を迎えた若者創業支援プログラム「mocteco」。10月22日(金)〜23日(土)、2日間にわたりオンライン合宿を実施しました。チャットやブレイクアウトルーム、マインドマップなどを活用した濃密な時間をダイジェストでお届けします。

合宿の目的・テーマ

Kick Offからおよそ1か月。mocteco生がそれぞれプロジェクトを進めていくうち、さまざまな課題が見えてきました。

今回はmocteco生たちが再集合し、現在の進捗や課題、悩みを共有。それらを解決して、全員のプロジェクトを全員で前に進めることが合宿の目的です。

【開催概要】
日時:10月22日(金)17:00〜10月23日(土)13:00
場所:Zoomを使用したオンライン開催
1日目・・・ボードメンター土屋有氏を迎えての講義とブラッシュアップ。夜は自由時間として、持ち込んだ課題をみんなで解決。
2日目 ・・・課題に対する問いかけや集まってきたアイデアをアクションプランに落とし込む。次回の合宿や12月に行われるDemo Dayに向けてのプランを共有。


ゲストによる講義

合宿1日目はmoctecoボードメンター・土屋 有さんをお招きしての講義からスタート。マーケティング、ソーシャルビジネスが専門領域である土屋さんもまた、学生時代に起業を経験しています。

講義では土屋さんの身近な学生ベンチャーの事例をご紹介していただきながら、改めて「起業とは?」を考える時間となりました。

スクリーンショット 2021-11-17 16.47.28

土屋 有 氏
(mocteco ボードメンター / 多摩大学大学院 経営情報学研究科(MBAコース)客員教授 / 宮崎大学 地域資源創成学部 講師)


土屋さん曰く、事例としてお話しした社長は最初から起業したかったわけではなく、当初は「先生、ビジネスプランや起業ってなんですか?」と尋ねるような人だったそう。

彼の場合、好きなものを作り、どうすれば買ってもらえるのか、どうすれば作り続けられるかを考えました。そして、気づけば起業していたのです。

起業は手段であり、目的ではない

作ったものが買ってもらったり喜んでもらったりする。その手段としての起業であって、目的ではない。大事なのは「誰にほしいと言ってもらえるか」「いくらだったら買ってもらえるか」を考え続けることだといいます。

「起業はノリと勢い(勇気含む)が7割。残りの3割は、とりあえずやってみるときの『説明する力』と『まず作ってみる』ということです。」

mocteco生には会社を立ち上げる人もいれば、そうではない人もいます。講義を受けて「自分のやり方で思いやアイデアを形にしていけばいい」と、起業へのハードルが下がった様子でした。


実践報告&メンターブラッシュアップ

続いて、間に夕食を挟みつつ各チームの実践報告と、合宿中に解決したい課題や悩みを発表。土屋さんからフィードバックをいただきました。

Kick Offからプロジェクトを変更したチームや、順調にアクションを重ねているチーム、改めてビジョンを考え直しているチームなどその進度はさまざま。そんなブラッシュアップの模様を一部ご紹介します。


「食を通して、人と人のつながりがあふれる社会」を作るべく、本作りに着手した石川朋佳さん・紺野翔子さんによる「たからものがたり」チーム。発表では持続的に活動するためのマネタイズが課題と話していました。

スクリーンショット 2021-11-17 11.53.39

土屋さんからは「続けていくには、本を出し続けることができて売上があればお金は大丈夫」とのコメントが。オンライン上で簡単に紙の本が作れるサービスを紹介してくださいました。

「遠い未来のことを考えるのが得意な人と、近いものごとを考えるのが得意な人がいて、どっちも正解。目の前の山(=出版)を乗り換えれば、次の山はもっとクリアに見えるかもしれない。Demo Dayまでに本を1冊出版するのを目標にしてみよう」というフィードバックを受けて、また一段階ギアが上がったようです。


アクションプラン発表

ブラッシュアップ後は自由時間。マインドマップや、mocteco生・コーディネーターとの対話などを通して課題を整理。2日目にアクションプランを作成、全体共有をして今回の合宿は終了しました。アクションプランを発表した10チームのうち、3チームのアクションプランを厳選してご紹介します。


・木嶋麻菜(北海学園大学)

スクリーンショット 2021-11-17 17.55.29

まずは野菜を売ってみようと思います。10月26日に移動販売用の自転車を回収し、11月の初週には野菜の販売を実践したいです。売ってみて、お年寄りが何を求めているのか、どんな地域で何が売れるのかを調べていきたいです。


・坂本陽太郎(東北大学大学院)

スクリーンショット 2021-11-17 17.56.02

次の合宿までに完成品に近いプロトタイプを作ります。Demo Dayまでに完成品を販売したいと思います。今後はガラス工房に連絡をして販売まで進めていきたいですし、SNSでの発信もしていきたいなと思いました。


・菅野賢人・道中将浩・横谷柊太(北海道大学大学院)

スクリーンショット 2021-11-17 17.56.26

次の合宿まで高齢者が集まる既存のサロンに参加、10件のサービス提供をします。また、活動の宣伝を行っていきたいなと思います。11月に多世代まちづくりプロジェクト発表をしてみたい思います。自由時間で木嶋さん、紺野さん、石川さんと話して共感するところがあったので、コラボしていきたいと思います!


最後に

1か月ぶりに顔を合わせたことで、より横のつながりが深まった模様。グループワーク中に「いつも一人でやってたから…」とこぼしたmocteco生もいましたが、活動内容は違えど、同じ期間一緒に走り続ける仲間がいることが、moctecoの大きな魅力であると改めて感じられました。

終わりに、代表の浜中さんから「自分の世界観・個性が社会とうまくつながっていくと、面白い社会・地域が作られていく」というコメントがありました。個々が持つ良さがそのままに発揮できる社会になれば、もっと面白いことが起きるのではないか。これからもmoctecoは「面白い」が生まれ、そこから広がっていく原点であり続けたいと思うのでした。

2回目の合宿は11月19日(金)〜20日(土)に再びオンラインで実施しました(こちらのレポートも公開予定です!)。そして、来たる12月18日(土)のDemo Dayで集大成を迎えます。

お読みいただきありがとうございました。次回の更新もお楽しみに!


【 moctecoを応援してくださるコミュニティメンバーを募集しています 】
応援団型ファンクラブ(コミュニティ)を立ち上げました。現在「CAMPFIREコミュニティ」にてメンバーを募集しています。
コミュニティメンバーになると、moctecoのイベントにお得に参加できる、メンバー限定Facebookでの情報発信、mocteco生・OBOGの商品(こちらは3か月以上継続、¥3000/月コース以上の方)などの特典をご用意しています。起業経験者や若者のチャレンジを応援したい!という方の存在は、mocteco生にとって大いに励みになるはずです。皆様のご参加を心よりお待ちしております!
▼ 詳しくはCAMPFIREコミュニティのページをご覧ください。
https://community.camp-fire.jp/projects/view/430411


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?