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木製看板職人見習い期間を終えて

バナナ味のアイスが大好きな荒澤です。#昔バナナペアっていう棒が2本刺さってて分けられるやつあったよね?

▼木製看板職人見習い期間を振り返る

さて、木製看板を100個作る、という企画を終えた訳ですが、ここで学んだことを整理します。

・ 精度を高めるということが決定的に苦手

前々から気付いていたことではあったんですが、今回で確信しました。私はあらゆるポイントに気を付けて、あらゆる行為を経て、完璧に仕上げる、ということができません。どこか工程やチェックポイントを飛ばしてしまいますし、マニュアル通りにやる、ということも苦手で、やっているつもりでも何か抜けています。

短時間で60点までもっていく、ということは比較的得意だと思うんですけど、それを80点にして、100点に近づける、という行為が決定的に苦手だということが分かりました。残念ながら手先も器用ではありませんでした。。。

・ 道具と場所が重要

これはやる前から気付きそうなもんですが、精度を高めるには道具と作業スペースの確保が必須です。道具と言ってもピンキリで工具によって角度や切り口の精度はまちまちですし、使った方がいい(作業が効率化して投資になる)道具もたくさんあります。なければ自分で準備するということも大切で、いやいや〜ここまでやってきたのにそのやり方でやっとんのかいっ!とツッコミを入れたくなるレベルです。気付かせてくれるメンターがいると違うと思いますが、私はほぼ気付かなかったり、気付きつつも目を背けたり・・・

・ 一人でやらない、というかやれない

看板を作る、ということは一人でもできます。できますが、これをより魅力的なプロダクトにする、ということは一人ではできません。

いや、できる人もいると思います。私にはできないということです。写真を見ていただきたいんですが、

看板をもらってくださった方々はとても素敵に看板を活用してくれました。特にポートフォリオを持たずにきた訳ですけど、皆さんの写真がそれを担ってくれました。ただの看板に手を加えてもらって、使ってもらうことで何段も階段を上がってくれました。私は絵は描けないですし、グラフィックデザインもやれないし、マジで!アーティストやクリエーターの素養みたいなものは持ち合わせていないんですが、できることをやって他の人に託す・協力してやる、みたいなことが重要だということに気付かされました。

まぁ、2年間の気付きというものはこんな感じです。今からやる人(いねーよ!笑)はお気をつけください。

んでもって、そもそも何でこんなこと始めたんだっけ?というのを振り返ってみると、、

私は「補助金無しの林業の確立」ということをミッションにしておりまして。

現状の林業(木を植えて、育てて、収穫する)だと赤字(100万円/haくらい)になっちゃうと言われていて、それだと手入れされなくて森林の機能(水を蓄えるとか、二酸化炭素を吸収するとかのやつ)が発揮されないから、作業にかかる経費の約7割を補助金として支給しますよ、となっているんですけど、、

この状態は産業として普通ではないし、いつまで経っても補助金を投入し続けなければなりません。何よりこの産業に関わる者として、子供たちにドヤれるか?森林はすごく重要なんだ!それを手入れしている父ちゃんはどうよ?カッコイイだろう?って。まあ林業は赤字なんだけどねぇ・・・とか最後に付け加えて。こんな後ろめたさでは女子にモテるわけがありません。

林業には様々な課題があると言われていますが、私はその全てが“補助金を投入し続けるしかない状態”に起因するものだと考えていて、この状態の打破こそがミッションというわけです。

この状態を打破するためには、木材の生産コストを下げると同時に木材の価値を上げるということが必要です。

生産コストの方は機械化やICT化、新技術の登場なんかでそういうものの整備を支援していくといつかは下がります。

が、木材の価格を考えてみると、ワールドワイドな商品で当然市場が決めるので、交渉の余地はあれど、こちらに決定権はありません。

となると、森林の経営(木を植えて、育てて、収穫する)に加えて、収穫した木材を加工して届ける、ということまでを一貫してやった上で、

最終的なプロダクトやサービスの価値を上げて、そこから一部の木材の価格を意図的に上げるということが必要です。こうして初めて価格の決定権を持つことができます。

熱くなって長くなりましたが、じゃあそういうプロダクトやサービスって何?わからないよね?しかも誰かに任せていてはこの林業の構造を理解して一貫して取り組む人なんてなかなか現れないよね、ということで、よくわかんないけど、木製の看板っていい感じだから、DIYもろくにしたこともないけどまずやってみよう!

というのが始まりです。

林業の課題解決のためにはあらゆることをやる必要があるんだけど、こういった理由から、プロダクトやサービスが最重要だと考えているということです。

ということで、プロダクトやサービスの価値をより上げるためにはどうしたらいいか?が次のお題です。

私の答えは

森林ファンタジーを生み出す

です!

おいおい荒澤よ、頭がおかしくなったか?

いや、ちょっと待ってください!

よくストーリーが重要だー!とか聞くじゃないですか?じゃあそれって何ってなるんですけど、、作り手の物語とか、ナンジャカンジャ(以下、省略)とかあると思いますが、歴史や伝統にあやかるということが大切だと思っておりまして、そういったものと神話や民話がミックスした空間(これをファンタジーと呼んでる)を生み出して、その中にプロダクトやサービスを落とし込む、逆にファンタジーからプロダクトやサービスが誕生する、という風にしたい、ということです。

木製看板職人見習い期間に学んだように、私には小説を書く能力も漫画を描く能力も備わってないので、私が担うべきは物語のベースとなる設定を整える、ということで、クリエーターからの「ここってどうなの?こっちはどうなってんの?」にお答えすることだと思います。

まずはビジュアルイメージとストーリーが欲しいので、そこら辺が得意な方はぜひ協力してください!

それと、ファンタジーを表現する手段はいろいろあると思いますし、全然分かりませんが、何となくゲームがいいかなぁとか思っているので、

ゲームクリエイターのお知り合いがいたら紹介してください!

こちらのページで進捗を共有していきますので、いいねとかフォローとかしてね♪

木製看板職人見習い期間は本当に多くの方々にお世話になりました。改めて大変感謝しております。本当に(×100)ありがとうございます!

それではまたお会いしましょう!^^

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