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BTSの新曲"Permission To Dance"はかつてエド・シーランが書いた曲で、ビデオには希望と愛とウィットが溢れてて素敵だった。。。

こんにちは!
洋楽をより身近に、豊かに聴いてもらえる情報を発信してゆきます、モッくんです。

今日も気になった曲について調べてまとめてみました!

今回は不動の人気グループBTSの新曲"Permission To Dance"

Butterに続きまたビルボード1位を獲得してるこちらの曲。

90sを思わせるポップで軽やかなこの曲、「ヒットグループのヒット曲らしいな〜〜」程度にみていたのですが、この薄い感想は僕の趣向と浅い審美眼によるもので、実際調べてみたらなるほど、一流なだけに一流の仕掛けと愛が楽曲、ビデオにこもってました。。。お恥ずかしい。。

とりあえず歌詞はこんな感じ


It’s the thought of being young
When your heart’s just like a drum
Beating louder with no way to guard it
When it all seems like it’s wrong
Just sing along to Elton John
And to that feeling, we’re just getting started

若さそのものって気持ちさ、ドラムとともに胸が高鳴り止められない

全てが間違っているのかもしれない、、そう思うときは

エルトン・ジョンの曲にでも合わせて歌えばいいさ

その気持ち思うままに、始めればいい

When the nights get colder
And the rhythms got you falling behind
Just dream about that moment
When you look yourself right in the eye, eye, eye
Then you say

冷え込む夜、周りに乗り遅れたって感じる時

夢見たいつかを思い出して 鏡に映る自分の目を見つめるんだ

そして叫べ

I wanna dance
The music’s got me going
Ain’t nothing that can stop how we move yeah
Let’s break our plans
And live just like we’re golden
And roll in like we’re dancing fools

踊りたいんだって!

音楽が僕の背中を押す 何ものにもこの踊りは止められないさ

決まり事なんて壊していこう 輝くままに生きようよ

馬鹿みたいにだって踊ろうじゃないか

Permission To Dance = 踊る許可(なんてらない!)

てな感じの、とても前向きな歌詞です。が、他にもいろんなメッセージや仕掛けが散りばめられてたんです!!

この曲はエド・シーランが書いた曲でTwitterでは”だいぶ前に書いた曲がこんなに才能ある人たちに歌ってもらえて嬉しい”と書いており、エルトン・ジョンはエドが最も尊敬する歌手。想い、こもってます。

この曲にビデオにこもってるメッセージがまた面白く、素敵でした。。

作品には、文字を並び替えることでまったく別の意味にしてしまう、アナグラムが入っています。

apple  Inc(アップル社) 並び替えると⇒ epic plan(偉大な計画)となるように。

様々な人種、職業、境遇の方達が踊るビデオのラストに出る、サイズがバラバラなPERMISSION TO DANCE の文字

大きい文字を抜き出して並べると「PNDMC」、すなわち「PANDEMIC(パンデミック、世界的大流行)」が出てきて

残った文字も入れ替えて並べ直すと「NO PANDEMIC STORIES 」「パンデミックが終わるストーリー」という意味に!

ビデオにも色々な意味が込められており、冒頭は前ヒット作BUTTERを思わせるパンケーキから始まり、パンケーキを持つウエートレス役は、母親が韓国人で父親は白人というミックスルーツのモデルで女優のリア・キム・トンプソン。

Yahooに載っていた解説を引用しますと

制服姿の男女3人の学生が空高く飛んでいく紫色の風船を見つけるシーン学生たちがいる場所は、韓国ドラマ「梨泰院クラス」で俳優のパク・ソジュン演じる主人公パク・セロイが希望を胸にたたずんだ緑莎坪(ノクサピョン)歩道橋で、BTSメンバーのVが同ドラマの劇中歌「Sweet Night」を担当したことはよく知られていそうです。

 その紫色の風船は路上芸術家・バンクシーの作品「Girl with Red Balloon(赤い風船と少女)」という反戦メッセージを込めた有名のオマージュで、この絵には、少女、空を飛んでいく赤いハート形の風船、「THERE IS ALWAYS HOPE(いつも希望はある)」という文字が配置されている。その垢をBTSがよく使う紫に変えて、コロナパンデミックで傷ついた子どもたちへ語りかけているのでしょう。

他にも清掃員、郵便配達員らコロナ禍でも外出して仕事をしなければならない人たちが登場し、そんな人々への感謝の気持ちが映像に込められています。

事務所のシーンでは「disABILITY(障害)」「RESOURCES(支援、資源)」と書かれたスローガンが壁に張られいて、障害者への差別禁止と機会平等の実現を目指すアメリカ障害者法など、障害者の権利を啓蒙する活動への共感を示していて、作品が発表された7月の「障害者プライド月間」と連動しているそうです。

メンバーのRMは2019年、聴覚障害を持つ幼稚園から高校までの学生120人が通う韓国の特殊学校に「学生たちの音楽教育のために使ってほしい」として1億ウォン(約960万円)を寄付しているとのこと。

他にも、トランスジェンダーや韓国xアフリカ人のミックスが登場するなど、ダイバーシティと明るい未来を訴える、会いに溢れた作品でした。

こうゆうメッセージや世界を明るくする力を届けられるって言うのが、やっぱりエンターテインメントの素敵なところだなぁと、思わされた7月23日、金曜日の昼でした。。素晴らしい。


https://www.elle.com/culture/music/a36981722/bts-permission-to-dance-lyrics-meaning/