宇佐美時重から考える両親の影響について

漫画ゴールデンカムイに、宇佐美時重という青年が出てくるのですが、軽く彼のことを話します。

新潟県新発田市の農家生まれで、明るい両親と兄妹に囲まれ、また末の弟への面倒見も良く、笑顔を絶やさずたくましく、長男を務めています。

彼は柔道の腕が良く、陸軍将校を父に持つ同級生の少年にも負けません。

ですが、農家である実家の手伝いをするため、進学はせず、柔道も続けられず、父親と同じく農民としての人生を送っていくことになります。

これが宇佐美時重、後に陸軍第七師団、通称北鎮部隊の精鋭上等兵として活躍する彼の簡単な紹介です。

そんな宇佐美上等兵ですが、過去編から読んでも、ストーリー展開のままに読み進めても、とにかくやばい。

サイコオブサイコ。
やばい奴。キ。
やばす。くそサイコ。

あんな過去の描写がありながら、なんでこうなった。
サイコパスって、こうやって、生まれるんだ。

「こうやって」

………

こうやって???????

どうやって???
どうしたらああなった????
どこでああなった????

私は何か大事なシーンを読み飛ばしたのか???
何度も何度もページをめくり直し、何度も何度も同じページを読んでも、描いてない。

宇佐美は、いったい、何なの?????


この辺のストーリーがゴールデンカムイの面白さそのもので、歴史と共に

人間

が詰まってるので、ぜひ多くの人にも読んでほしい。
もっと宇佐美のことが知りたかった。
でも彼は最高だった。

興味がある人はぜひ読んでみてください。

そして、その宇佐美時重氏をふまえて、私が最近思うこと。

私がきちんとしていること(していないこともある)のは、両親のおかげなのかどうか。

両親は、きちんとしていると思う。
職業的な部分が大きいけれど、きっと倫理観的にも、ちゃんとしてる方だと思う。

でも、両親がちゃんとしてても、やべ〜子どもになることはあるし、両親がやべ〜大人でも、子どもはちゃんとしてることはあると思う。

両親がやべ〜 からの子どももやべ〜
両親がきちんとしてる からの子どももきちんとしてる

も当然同じようにあると思う。

だから、
親がどうだから子どもがどうとか、子どもがこうなのは親がどうとか、そんなに、そんなに関係ないと思ってしまう。

同じ育てられ方されても、兄弟は方々に違うから。
だから両親がきちんとしてても、何もしないでうまくいくわけじゃないからね。

宇佐美時重

彼を見てよ。
私は宇佐美が好きだよ。

親のせいにするな。
彼を見よ。

あんなにちゃんとした親から、宇佐美上等兵が、生まれるのである。

宇佐美上等兵 爆誕

だから私が私である一因は、親にも環境にも方々にあるけれど、基本的に私が私であることは、私がどう生きているかの証そのものである。

良い遺伝はあれば、自分も使えるようになれたらいいと思う。
でも使えるか使えないか、あるのかないのか、引き出せるのか出せないのかは、自分次第だし、諦めも必要だけども。。。

宇佐美は良いよね。
宇佐美は良い。

俺は、俺の責務を全うする。

おしまい。

2021.11.7

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