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自立とそれぞれの家庭

こんにちは!アロハシャツです。
梅雨の最中の真夏日、いかがお過ごしでしょうか。

この間、主人が所用で実家に一人里帰りしてきて
そして我が家に戻ってきたとき、興味深いことを言っていたので書きとめておきます。

私たちは今、夫婦二人暮らしで結婚7年目になります。
主人は結婚するまで、横浜の実家(一戸建て、横浜市内でも割と静かで緑豊かなエリア)で暮らしていました。
私はというと、実家は長らくマンションで、これまた上京するまで両親と暮らしていました。
(申し遅れましたが、私は奈良県出身です。)

結婚した当初は、戸建て暮らしに慣れた主人がマンションで大きな足音を立てて(本人にそのつもりはない)歩くのに冷や冷やしたものでしたが、何度か注意したり音の響きやすさを説明したりするうちに、だんだん慣れてきたようでした。
(それでも生活音に寛大な階下の住民の方には感謝してもしきれません…!)

二階建ての一軒家に長く住まいしていた主人は、マンションの狭さや一つひとつの造作の小ささになかなか慣れないようでしたが、それでも何とか新婚当初と同じ部屋で、7年目を迎えたのでした。

これまでも、横浜の主人の実家に里帰りするたびに、ここぞとばかりに年老いた両親からやれ電球を交換してくれだの、部屋を片付けるのを手伝えだのと頼み事をされて辟易していた主人だったのですが、
先日帰ったときは、自分の住む家(私と暮らしている部屋)と実家との違いに、改めて気づいたのだそうです。

「だってこんなに蒸し暑いのにクーラーは頑として入れないし、ティッシュは何故か半分に切ってあるし(義実家のティッシュボックスは中身を半分に切って通常サイズの半分になっています)、夏は暑いからと言って冬は毎日沸かしていた風呂は沸いてないし、疲れが取れない。しかも朝は毎日食パンと同じサラダだ」と言います。

私は可笑しくなりました。だって、これらは実家暮らしをしていた時の主人には当たり前のことだったと思うのです。
おそらく年老いた義両親は、節約の観点から上記の工夫をしているのだと思います。
でも私と二人で暮らしていくなかで、節約するところはしながらも、私たちが心地よいと感じるやり方や使い方を二人でつくってきたから、そしてそれに慣れてきたから、一歩引いて実家を見た時に奇妙に思うだけなのだと。

主人が入りたいと言えば風呂を沸かし、朝ごはんは飽きないように色々とメニューを変えたりしているので、私も甘やかしている責任を感じないといえば嘘になりますが笑、
いずれにしても、それぞれの家庭のやり方で幸せに育ててもらったことには変わりがないし、その事実に感謝しつつ、私たちは私たちのやり方を考えていけばよく、それが自立して家庭を築くことだな…と感じました。

私は主人に「それが自立するということだよね」とだけ返して、次回主人の実家に里帰りした時は、エアコンではなく自然の風を感じながら、風鈴の音でも聴きながら一泊したいと思いました。

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