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魔法熟女まじかマジカ

高校生の時、バイトしてお金貯めて
バイト終わりに自転車買って乗って帰った
雨の日は汽車(ディーゼル車キハ40系)通学

バイトがバレて停学になった
それでもめげることなく
バイトを探し、お金を貯めて
ベースを買ったり
日々のタバコ代に充てたり…

要は、このバイトをして
真っ先に手に入れた「自転車」は
私にとって「魔法のほうき」だったワケ

自宅から高校までは片道8キロくらい
彼氏の家は、学校を挟んで
自宅とは反対に4キロくらいだから
遊びに行くと片道12キロ

下手すると学校から12キロ反対の
友達の家に行ったりして
帰りが2時間近くかかったり

でも、どこにでも行ける魔法のほうき
体力は有り余ってるし
みんなと遊びたい気持ちが勝って
疲れなんて感じたことなかった


で、最近また8年ぶりくらいに自転車を買った
20インチの折りたたみなのだが
6段ギアがついていて
街乗りちょろちょろに便利だわ
って、日曜日の夕方に

「ちょっくら試運転してくるわぁ」
って1キロ先のスーパーに、リュック背負って
暑さも残る中、元気に飛び出したのに
スーパーの手前で
腿が、急にだるく感じられ

スーパーにつき、駐輪場に着いた時には
軽く肩で息をする私

「いゃ〜マジか!ウソだろ 笑」
柱と自転車をワイヤーで繋げて
ひんやりしたスーパーを歩き
いくばくか暑さもいえた頃
再び魔法のほうきにまたがって
家路を急ぐ

背中に当たる豆乳の冷たさが
せめてもの救いであった

いや〜体力つけなあかんわ〜

すいすいすい〜っとな!

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