パワハラをうけた話

きょうの記事はだいぶ過去のことをほじくり返し、愚痴ってます。
嫌な方はスルーされますように。
わたしが初めてパワハラを受けた話です。


【とあるバイト先での話】

あれは20代前半の頃だろうか。
わたしはとある手芸屋で働いていた。

その頃、わたしは手芸にハマっていたし、生地をはじめ手芸道具に関してくわしくなれる良い職場だと思っていた。

入社してすぐ先輩から言われたことは、最初の頃はやれることが少ないので、とりあえずお客さんにたいして大きな声であいさつをして欲しい、とのこと。
あとは生地の整理整頓。

お客さんはあいさつの声が聞こえると、わたしに向かって「◯◯を探してるんだけどどこにあるかしら?」ときいてくる。
入ったばかりのわたしは、オリジナルのフロア手帳を作って持っていたのだが、お客さんが言う「◯◯」がなんなのかわからなかった。
そこで上司や先輩に聞くのだが…返ってくる言葉は

「よもぎゆさん的にはどんなものだと思う?」

である。
いや、いまそんなこと考えてる暇ないんですよ。
すぐそこでお客さん待ってるんですよ。
それ、ご案内終わってからにしてもらえます?

そんなことがしょっちゅうだった。


【紛失した書類】

入社したころ、OJTて使う書類をもらった。
そして教育係の先輩がついた。

ある日、わたしがその書類を整理するよう言われていたところへ、突然大量にお客さんがきてしまった。
わたしはとりあえずその書類をはしによけて、対応にかけつけた。
そしてそのまま書類の存在を忘れてしまった。

しばらくして、教育係の先輩に「あの書類どうした?」と聞かれようやく思い出した。
わたしは自分が置いておいた場所を探した。
しかし見つからない。
周辺を探しても見つからない。
バックヤード(休憩室)を探しても見つからない。
わたしは仕方なく、無くしてしまったことを上司に伝えた。

すると数日後、教育係の先輩が新しいものを用意してくれたらしい。
「ちゃんとお礼いいなよ」
と上司。

だがしかし。
わたしが無くした書類は後日見つかった。
入ったばかりの新人がいじっていいのかわからない棚の中から。
おそらくわたしがおいた場所では邪魔だったのだろう。
しかしそれなら
「あの書類、あっちにいれといたからね」
くらいのひとことがあるのが普通ではなかろうか。
それくらいの気遣いもできないとはびっくりである。


【相手を確認せず怒鳴り散らす】

ある日、レジ内にある電話がなった。
だれも出られる人がいなかったので仕方がないのでわたしが対応した。

その電話は手芸本を管理するひとからの電話だった。

どうも本の在庫数が合わないんだとか。
パソコン上のデータでは在庫があるのに、実店舗では在庫がないらしい。
本の管理をする人は決まっていて、もちろんわたしは範囲外だ。
しかもそんなことあった時のマニュアルなんてのも知らない。

なのに電話をかけてきた相手は
「とりあえず在庫を確認してくれ」
とわたしに言う。そしてわたしが
「在庫ないみたいです」
と言った途端
「は!?それってまずくないですか!?」
とわたしにブチギレた。

このひとは長くいるはずなのに、本を管理しているのは誰なのか、ご存知ないのだろうか。
電話をかけてきた時点でふつう
「担当者いる?」
と確認くらいするものではないのだろうか。
あぁ、これが理不尽というものなのか?

その後のことはあまり覚えていない。
とりあえず、本の管理をしているひとには伝えたのは覚えているが、その電話の始末をどうしたのかは覚えていない。

わたしの電話嫌い(音を聞くだけで拒否反応が出る)のはこういうのの積み重ねが原因なのかもしれない。

【パワハラの始まり】

仕事に関係のない会話をすると怒られる。
だがしかし。
先輩たちは自由気ままに好きな会話をしている。
なんなんだろうか。

わたしはよくミスをすることが多かった。
誰だってそうだと思うが、したくてしているわけではないだろう。

ある日とてつもなく忙しい日があった。
そんな中上がる時間直前に、上司から持ってきて欲しいと言われた布を探すのに時間がかかってしまった。

その失態に自分でも落ち込みながらバックヤードに戻り帰る支度をするわけでもなく、ボーッとしているといきなり上司が入ってきた。

入ってきた、というかドアを半開きにした状態で怒り始めた。
入るんなら入ればいいのに、なんでわざわざ半開き?
注意からのアドバイスとか、そういう段階をすっ飛ばして怒り散らす?
しかもよくよく聞いていると若干文句まで言っている。

今店内大混雑ですけど。
それをいま言うために抜け出してきたんですか?
後日じゃダメだったんですか?
その日は、そんな怒りのセリフと文句を聞きながら帰宅した。

別の日。
またミスをしたわたしを、従業員全員の前で叱ると言うことをしでかした。
ミスをしたのはわたし。確かに申し訳なかった。
手間をかけさせてしまった。
でもその時はもう就業時間。
ほかの従業員は帰っていいはず。
私を叱るために自分が帰れないから、ほかの従業員も残してるんですか?

ほかの従業員はみんなうんざりして床に座ってたりしていた。
しかも同じことを何度も何度も繰り返しって言っている。
例によって自分が満足するまで怒りと文句のセリフを吐き出すと他の従業員を置いてさっさと出て行った。

そしてまた別の日。
開店に合わせて行う棚出しが少し遅れた。
上司はもちろん、わたしのせいにする。
作業をしていたのはわたしだけではないのに。

またしても怒り・文句の始まりである。
ただ今度はオープンしているということもあり、お客さんの目の前なのだ。
それでも構わず続けてくる。
(これってパワハラになるのだろうか)
そんなことを考えながら聞き流していたわたしであった。

【殴り捨てるかのように決めた退職】

翌月の、シフト表が配られた。
上司と、かばいもしない教育係と同じ日に入ってるのを見てスッとなにかが抜け落ちた。

辞めよう。

これ以上ここにいてもわたしが得るものはストレスだけだ。
そう思うと気が楽になった。
あした行ったら言おう。
そして翌日。
もうここにはしばらく近寄ることもない、と思い
「遠方に引っ越すため」
と適当に言った。
引き止める人なんて誰もいないことをわたしは知っている。
ただ手芸道具を今後どこで買うか…ただそれだけが悩みどころだった。


【なんでついてくるの?】

上司のさらに上の人に、辞めることを伝えに行くことになった。
そこなら
「あのひと、パワハラってことば知らないみたいですよ」
と、今まで散々受けてきた仕打ち(もちろん自分のミスも含め)を報告できるだろうと思った。
だがしかし。

なぜか従業員リーダーがついてきた。
は?なんであなた同席するんです?

ほんとうに心底そう思った。

あなたがいたら暴露しにくいんですけど。
正直言ってあなたも敵ですからね?
全くもって庇ってくれなかたじゃない。
相談しなかったこっちも悪い、とでも言いにきた?
嘘をついてまで辞めるってどういうこと?って最後に責めに来た?
とにかく邪魔だから帰ってくれません?

結局言いたいことも言えず、そのまま辞めることになってしまった。

今思えば、最後だからっていうのだったらそのひとがいょうとも全部暴露してしまえばよかった。



【まとめ】


今まででいちばん後悔している出来事といえば、これ。
この職場はほんとうに最悪だった。
これ以降、自分の好きな場所・ことは仕事にしてはいけないと誓った。

最近いろいろ物作りをしているのだが、案外無心になることが多い。
でも無心、と言いつついろいろ思考回路は動いてるわけで。
わたしの場合は良いこと、嬉しかったことよりも嫌なこと、ムカついたことを思い出す確率の方が高い。

なので今回ここに吐き出してみた。
これで少しはスッキリするといいのだが…


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