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曽野綾子  執着

だから、

私は

いつもたくさんのものを

性懲りもなく

望んではいるが、


そのどれにも

深くは執着しない。

執着することは

苦しみを作りだすことになる。


執着することで

思い通りではなかった時に

深く傷つくことがある。


期待することから

離れることが必要なのだ。


そうなるには

近寄り過ぎないように

細かな部分まで見えすぎないように


遠くから

ぼんやりと眺めているくらいが

丁度いい。


人間は誰しも

愚かさと浅はかさを

持っているということだ。


また

物質的な欲望も

もう少し欲しいと思っているうちが

一番幸せなのだろう。


ギリギリラインが

幸せのライン。


『悲しくて明るい場所』

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