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曽野綾子 仮初めのもの

およそ
あらゆる人間の
上下関係は
仮初めのものである。

だから、
そんなものは
本来、
本気になって
信じなくてもいいこと
なのである。

『二十一世紀への手紙』

人間の組織が
円滑に成り立つため

指示系統を
成立するために

人間の上下関係というものがあるに過ぎない。

その上下関係というものは
組織から離れると
また別の組織に行くと
消滅するものである。

だから
その関係は
仮初めであると思い
本気になって
信じる必要はないのだ。


上下関係の
上にいる者は
その責任を果たすことが必要となる。
その決断には責任が伴う。

誤ったという時には
心から謝ることができる
覚悟と人間性が必要となる。

そして
その過ちから
過ちを繰り返すことのないように
学習することが
必須である。

学ぶことができないものは
上下関係の上に立つ資格はない。

謙虚に学ぶ姿勢を
持ち続けなくては
成長はない。

謙虚さと柔軟性があるなら

常に
成長していくことができる。


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