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曽野綾子 パウロの「愛」

愛は寛容なもの、

慈悲深いものは愛。

愛は、ねたまず、高ぶらず、誇らない。

見苦しいふるまいをせず、

自分の利益を求めず、怒らず、

人の悪事を数え立てない。

不正を喜ばないが、

人とともに真理を喜ぶ。

すべてをこらえ、すべてを信じ

すべてを望み、すべてを耐え忍ぶ。

『コリント人への第一の手紙13・4~7』

愛はエゴを超えたところにある。


たとえ酷いことをされた相手に対しても

復讐することなく

理性的な

そして

温かい愛で返すことが

自分のエゴを制御できたということになる。

そして

エゴとは別次元の存在となる。


また

その愛が

相手に伝わり

また

その人が愛を

別の人に伝えると

その愛は

無限に増え続けていく。


愛を渡しても

自分の中の愛は

減ることがなく

無限に増える。

そして

愛を実感することで

その愛は

大きく膨らんでいく。


すると

愛を感じ伝えた人は

今までの人格を脱ぎ捨てて

新しい人となるというのだ。


その効果は

あらゆるものに打ち勝つことができる

強さとしなやかさを持つ。


愛だけが

実際に

解決する唯一のものなのだ。


『心の迫るパウロの言葉』

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