言葉の力で世界を創る

0.はじめまして

 はじめまして、もちもち大福と申します。大学を卒業して言葉に携わる職に就き、4年が過ぎました。
 「どうして今の職業に就いたのか」とお客さんに時々聞かれます。紆余曲折あるわけですが、根底にあるのは「言葉が好き」という気持ちです。
 そのルーツは小学生時代にあります。
 周囲の友達がスポーツやゲームに夢中になっている中、私は1人「漢字」に熱中していたのです。学校で習う漢字だけでなく、漫画や小説、テレビで見かけた漢字など、気になったものは片っ端から調べていました。部首や成り立ち、漢字の意味を調べていくうちに、1つ1つに小さいながらも、差異があることに気が付きました。
 そのうち漢字だけでなく、言葉にも興味を持ちました。使う言葉によって印象や伝わり方が違うという日本語の特徴に関心を持ち、大学では日本語学なども学びました。

 1.その人の見ている世界を表現するツール=「言葉」

 そうして学んでいくうちに「言葉」というものは、私にとって単なる興味の対象ではなくなりました。きっかけは友人の一言でした。
 「あなたにはそう見えているんだね。」
何気ない会話の中で私が発した言葉が、友人にとっては珍しい表現だったのだと思います。その時私は、今まで当たり前のように使っていた「言葉」というものが、「その人の見ている世界を表現するツール」であると気付かされました。
世の中には言葉があふれています。身近な人との会話やメール、芸能人のインタビュー記事、顔も名前も知らない人のブログなど、その言葉に触れるだけで、その人の見ている世界を覗くことができ、自分の世界を広げることができるのです。

2.言葉の力で世界を切り拓きたい
 

こうして言葉の可能性に気付いた私は、言葉を発信することが好きになりました。
 現在、仕事でお客さんと言葉のやり取りをすることが多くあります。私が発信した言葉により、受け取った相手が見ている世界になんらかの変化が起きているのを日々感じます。反対に、お客さんの言葉によって私も新たな視点を得ることがあります。この言葉のやり取りを通して、お互いの世界が豊かになったのではないかと思います。
 このように言葉には、その言葉を受け取った誰かの世界の見え方を変化させる力があると私は信じています。
 このnoteは私が世界の隅っこでちまちまと発信しているものですが、私が発信した言葉によって、それを受け取った誰かの世界の見え方が少しでもいい方向に変わったり、見え方が変わることでちょっとでも元気が出たりしたら嬉しいと思っています。

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