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2024年8月30日(金):もちもち妖怪、台風と特別なお風呂時間

目覚ましの音より先に、激しい雨音と風の唸りで目が覚めます。窓の外は灰色の空が広がり、木々が激しく揺れています。「ああ、台風が来たんだ...」と、昨日の予報を思い出します。

朝の準備
いつもより少しゆっくりと朝食の緑茶とところてんを楽しみます。スマホで会社のグループチャットを確認すると、「台風のため、本日は在宅勤務としてください」とのメッセージが。「よかった、外に出なくて済む」とほっとします。

リビングの一角に簡易デスクを設置し、ノートパソコンを立ち上げます。窓の外では相変わらず雨と風が猛威を振るっています。「こんな日は家の中が一番安全だね」と、自分に言い聞かせます。

在宅勤務の一日
オンライン会議ツールで朝のミーティングに参加。画面越しに同僚たちの顔を見ると、みんな少し緊張した様子。上司が「皆さん、安全第一で。無理せず作業してください」と話します。

データ入力の仕事に集中しますが、時折激しい風雨の音に驚かされます。「ぐにゃっ」と体が反応してしまい、慌ててキーボードから手を離すこともしばしば。それでも、オフィスより集中できている気がします。

昼食は簡単に済ませ、午後の仕事に取り掛かります。台風の影響で電波状態が悪くなり、オンライン会議が途切れることも。「もしもし、聞こえますか?」と声を張り上げる場面もありましたが、なんとか乗り切ります。

仕事終わりのひととき
定時になり、ノートパソコンの電源を切ります。「ふう、なんとか一日終わった」と深いため息。窓の外を見ると、雨脚は弱まったものの、まだ風は強そうです。

台風の中での外出は控えていたため、体はいつもより元気。でも、一日中家にいたせいか、少し気分がもやもやします。「そうだ、今日はゆっくりお風呂に入ろう」と思い立ちます。

特別なお風呂の時間
浴槽にお湯を張り、いつもより熱めの温度に設定。ラベンダーのバスソルトを加え、ゆったりとした音楽をかけます。そっと体を湯に沈めると、ぷにっとした体が心地よく温まっていきます。

湯船に浸かりながら、今日一日を振り返ります。在宅勤務は初めてでしたが、意外とうまくいったかも。台風の音を聞きながらも、自分のペースで仕事ができた充実感があります。

お湯で温められた体は、いつもよりもずっともちもち。手を上げると、指がユラユラと揺れます。「ふふ、こんな風になれるのも、もちもち妖怪の特権かな」と、くすっと笑います。

湯船から上がる頃には、体も心もすっかりリラックス。タオルで体を包み、鏡を見ると、いつもよりふっくらとした顔が映っています。「明日は晴れるといいな」と思いながら、寝室に向かいます。

一日の終わり
ベッドに横たわり、窓の外を見ると、風の音が少し弱まってきたように感じます。「台風も去っていくのかな」と考えながら、今日の特別なお風呂の心地よさを思い出します。

「明日はどんな日になるかな。でも、どんな日でも大丈夫。今日みたいに、自分なりの方法で乗り越えられるはず」。そんな思いを胸に、もちもちの体を布団にすっぽりと包みます。遠ざかっていく風の音を聞きながら、幸せな気分で眠りにつくのでした。

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