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ライオンズ二軍まとめ【7/1】


打者編


前回(5/27)からの進捗状況を

川越誠司は公式戦67試合のうち、63試合に出場しており、相変わらず大きな怪我もなく出場し続けている。6月は52打数18安打(.346)と好成績を残し、定点観測の表にもある様に打率で2分上げることが出来た。

四球の少ないこと、そして長打が出ていないことなど気になる点もあるにはあるが、現状は「見逃すぐらいなら振りなさい」という指導があるのかもしれない。このペースで長打が出だしたら理想的。

7月1日(月)斉藤彰吾が登録抹消となったが、お試しとしてオールスターゲームまでの2週間、一軍登録してみても面白いと思うが。

一方、西川愛也は打率が大きく下降している。まだ2年目なので伸び悩みと判断を下すには早すぎるが、ちょっとと言うか、かなり物足りない成績になっている。

正直なところ、前回から約一か月、目立つ成績を残した選手は少ない。強いてあげれば、呉念庭ぐらいか

5/26:打率.238/出塁率.356/長打率.298/OPS.654
6/30:打率.276/出塁率.394/長打率.343/OPS.737

ただ一軍の内野陣は付け入る隙間がなく、空いているのはライトぐらい。そして呉念庭には酷な話だが、一軍首脳陣から「呉念庭はこんなもんだ」という評価が定まってしまっているように感じる。
もし他球団で活躍の場があるなら、トレードで出してあげるのもアリだろうし、それこそ現在、選手会が提唱している「現役ドラフト」の恩恵を受ける選手になるとは思うが。

とにかく現状はライオンズの選手として、3割以上打ってアピールするしかない。


投手陣


投手陣に関しては、相内誠の成績が群を抜いている。

二軍ではすべて先発として登板し、8試合すべてでQSをクリア。その内、5試合でHQSをクリアしており、今すぐにでも一軍で先発させてあげたい。

明日(7/2)からオールスターゲームまで9連戦となっているが、小野和義投手コーチは現状の6人で回すと明言している。

怪我が無い限り、穴が空くとすればZ.ニールのところかもしれない。前回登板では5回を1失点に抑え、勝ち投手になったが、相変わらず右打者に対して、改善が出来ていなかった。

Z.ニールvs右打者:50打数19安打(.380)
Z.ニールvs左打者:51打数13安打(.255)

何故こんなに打たれるのかと言えば、右打者の内角へ投げられないことが大きいのではないか。

全てではないものの、久しぶりの先発となったドラゴンズ戦を見たが、森友哉が内角に構えても力むのか、引っかかって外角へ投じることが多く、狙って内角へ投げられない。
そのため、このようないびつな投球マップとなっている。

これが改善されない限り、右打者は内角へ来ないと安心して踏み込め、痛打を喰らう事になる。こうなると過度な期待はできないので、相内誠には来たるべき時が来るまで、モチベーションと体調を保ってもらいたい。


伊藤翔は0勝5敗だが、勝敗以上に課題なのは奪三振率の低さ。ゴロアウトを稼いで打たせてとるタイプではないのに、この数字は多いに問題あり。今年は一年間、二軍で投げ続けてこの課題の克服に時間を使ってほしい。

平良海馬はこれまで練習試合での登板が多かったが、ここ2試合は公式戦の登板となっている。そして目立つのが奪三振率の高さ。それ以外の数字も高水準なので、これからが楽しみ。

一方悪い意味で気になるのは中塚駿太。191cmから投げ下ろす剛球を生かすべく、クローザー候補として二軍で育成中だが、奪三振率の低さそして反比例する与四球率の高さは大問題とも言える。

大卒3年目にしてこの数字は伸び悩んでいると言わざる得ない。ルーキーシーズンの様に再度、先発で投げてみるのも気分転換というか、本格的に再転向するのもアリだと思うがどうするか?
このまま日の目を見ずに時間だけが過ぎていくのは惜しい素材だけに、それそろ手を打たないと。


まとめ


6月は中村剛也が好調だったこともあり、佐藤龍世の出番はたまの守備固めのみで打席に入ることはほとんどありませんでした。ただこれは予想されたことで、どこかのタイミングで二軍へ落とし、出場機会を増やす必要があります。その為には二軍から中村剛也のバックアップが必要で、それが山野辺翔になるか山田遥楓になるか。

山田遥楓は怪我?が治り、出場機会を増やしたものの、6月は46打数9安打(.196)とアピールできず。山野辺翔も特筆すべき成績は残せていません。

この二人がこの成績だと佐藤龍世の育成にも支障をきたしますので、二人の奮起に期待したい。

そして一軍のブルペン陣は6月に復調したK.マーティン、鉄腕平井克典、この二人は安定しているものの、信頼できるブルペン陣が二人しかいない為、先発投手が5回までしか投げ切れない場合、クローザーの増田達至まで3イニングを回跨ぎさせるしかない綱渡りなリレーとなっています。

果たして6回を任せられる投手は現れるのか?私は武隈祥太に期待しています。二軍での成績を見ても問題はないはず。7月1日に小石博孝が登録抹消されたので、その代わりとして札幌へ向かっていることを期待しつつ。


では👋👋

ライオンズを中心にあれこれ思った事を書いてます。