外崎修汰、起死回生の3ランで逆転勝利【4/7】

昨日(4/6)は3本塁打を含む、19安打16点で大勝したライオンズ。
しかし今日は右打者へは2シーム、左打者へはカッターを胸元へ突く有原航平の前にわずか3安打。11三振を喫するなど、手も足も出ない展開。

髙橋光成も粘りのピッチングで8安打はされたものの、8回130球の粘投で2点に抑えます。



そして9回、クローザーのJ.ハンコックに替わったのを契機に眠っていたライオンズ打線が目を覚まし、1アウト後、秋山翔吾がライト前ヒット、山川穂高が四球を選び、一・二塁のチャンス。

ここで打席に回ってきたのは森友哉。



この日はサードを守っていた淺間大基がレフトに入る「外野4人制・内野3人制」の守備シフトに第一打席ではセーフティーバントの構えをするなど、困惑した様子でノーヒットでしたが、この場面ではノーマルの守備シフトに戻り、詰まりながらも、一・二塁間を抜けるヒットでまず1点。

一塁ランナーも山川穂高も必死に走り、三塁まで達して更にチャンスを広げると、外崎修汰が内角高めに抜けたストレートをレフトスタンド上段へ起死回生の3ランホームラン!

最後は増田達至が締め、見事な逆転勝利となりました。

ちなみに増田達至はこれで通算74セーブ。鹿取義隆氏を抜き、ライオンズ歴代セーブ数で単独3位に。

『ライオンズ歴代セーブ数TOP5』
135 豊田清
82 森繫和
74 増田達至
73 鹿取義隆
59 小野寺力

今日のMVPは何といっても外崎修汰になる訳ですが、この裏には外崎本人が1週間前の反省をキッチリ直してきたというのがあります。

先週の日曜日(3/31)の試合終了後、ホークスのルーキー甲斐野央の前に抑えられた外崎修汰は、中島大輔さんの取材に対して

初球は真ん中低めのフォークを空振り。
そして結果球となる2球目、勝負の伏線となったのは、
開幕戦で外崎の脳裏に刻まれた甲斐野のイメージだった。

「(甲斐野は)プレートを踏む位置が一塁側なので、
結構(内に)入ってくる感じがあります。
それで詰まらされた?
逆ですね。インコースを意識しすぎて、
(体が)開いて。バットも外側に出てきちゃって」


自慢の山賊打線はまだ状態が上がっておらず、
外崎は「バットが外側から出ていたので、
そこを修正しないといけない」と振り返った。

と語っています。

ここで重要なのは外崎本人が自分の修正点をしっかり理解していた事ではないでしょうか。
何が悪いか分からない様であれば、修正の仕様もありませんので。

そして地元に戻って以降の打撃成績は

4/2 3打数1安打
4/3 4打数1安打
4/4 4打数1安打(二塁打1本)
4/5 3打数1安打(二塁打1本)
4/6 5打数3安打(本塁打1本)
4/7 4打数1安打(本塁打1本)

と成績も上がってきており、本来のバッティングを取り戻しつつあります。

今シーズンからセカンドを守るようになり、守備では細かなミスを犯すなどまだまだ不慣れところを見受けられます。


このプレーに関しても瞬時の判断が必要で難しいプレーでしたが、昨年までセカンドを守っていた浅村栄斗は「遊び」の中でプレーの引き出しを増やしているとの事。

浅村栄斗は2014年からセカンドを守り始めましたので、この時でセカンド歴は5年目。一方、外崎修汰はまだ1年目です。
自主トレでは同じチームでやっているので、背中を見て学んでいることでしょう。徐々に守備でも安定感と共にアクロバティックなシーンが見られるはずです。

前にも書きましたが、本来3割30本打ったセカンドが抜けたら、チームの根幹を揺るがす大問題となるはず。しかしライオンズには3割・20本・30盗塁に手が届きそうな後釜が控えており、額面通りの活躍が出来れば、その穴は最小限に抑えることが出来ます。
いや、むしろ浅村栄斗にはなかった脚と言う部分で、相手チームにとっては新たな脅威となるかもしれません。

実際、ファイターズにとっては、昨シーズンはM.トンキンが山賊打線の餌食となり、今シーズンもJ.ハンコックがいきなり餌食となって「勘弁してくれよ( ノД`)シクシク…」という声が聞こえてきそうです。

これで貯金が1となったライオンズ。

ライオンズ通算本塁打数も8998本となり、9000本まであと2本。

来週はホームで5試合【※初戦は大宮】ありますので、そこで9000本と勝利と祝おうではありませんか!

ではアップルパンチ🍎でかんぱーーーい!!!


ライオンズを中心にあれこれ思った事を書いてます。