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ライオンズ二軍成績まとめ【4/14】

打者編

※公式戦のみの成績とする

打撃成績を見ると、西川愛也と川越誠司に多くの打席を割り振っており、強化選手として扱っているのが分かる。
ただし内容を見ると、単打が多く「長打率」および「IsoP」が低いので、今後どこまで伸ばせるかがカギとなる。

開幕二軍スタートとなった山野辺翔は打率は高くないものの、三塁打が多くそれによって「IsoP」が高くなり、「OPS」も【.800】超えと二軍では結果を残している。
あとはセカンドであり、サードを守れるようにして、中村剛也にもしもの事があった際の二番手の座を佐藤龍世を争うようになれるか?
佐藤も一軍では中々出番がもらえなくて、ずっとベンチに控えているが、それでは実戦経験が積めないので、この二人を入れ替えながら一軍ではスピード感を体感し課題を見つけ、二軍で実戦経験を積むのが理想的。
その為にも、山野辺には「二軍ではやることがない」と言われるほどのアピールして欲しい。

第三キャッチャーを巡る戦いでは齊藤誠人が最も出番を貰っている。しかし打撃面においては全く結果が残せていない。もちろん守りが最優先されるポジションだけど、齊藤誠人はまだ育成枠なので、どの部門でもいいからアピールする必要がある。
現在、一軍ではキャッチャー二人制を敷いており、下からのアピールが無ければ「このまま二人でやります」となる可能性もあるし、早い話にはなるが今年のドラフトでは大学生に有望なキャッチャーが数人いるので、「新しいのを獲ろう」となれば、見向きもされなくなる危険性も。
その為にもまずは支配下登録を勝ち取り、3つ目の椅子を奪えるようアピールあるのみ。


投手編

※公式戦のみの成績とする

年齢別のイニング数グラフを見ると分かるように、野手と比べ、25歳から29歳までの中間層が多すぎるのは気になる。5月ないし6月にドラフト2位ルーキーの渡邉勇太朗が投げ始めれば、多少割合も変わってくるだろうけど、それでも大まかな割合は変わらない。
ハッキリ言えば「伸び悩んでいる」投手をいつまで面倒見るか、見極めるシーズンになるかもしれない。

そんな中、アピールしているのが相内誠。「与四球率」および「BB%」が若干悪い以外は文句の付けようがない見事な成績。

武隈祥太が怪我の為、空いた4月17日(水)の先発には、4月4日の試合でプロ入り初勝利を記録した本田圭佑が登板予定だが、さらに翌週の平日カードは開幕シリーズ以来、3試合が組まれており、そこで登板する可能性がある。

このカードは本田圭佑が結果を出せば、2戦目に先発し、3戦目の先発を4月12日(金)に実戦復帰し、4月17日(水)に2度目の登板が予定されている榎田大樹が問題なければ、この3人で二枠を争う事になるはず。

優先されるのは榎田大樹になり、12日に32球、17日は4in~5inと言う事で大体80球前後、これで問題なければ辻監督はすぐに使いたいはず。
ただ個人的には慎重に慎重を期して、更に実戦で100球前後投げてから、ゴールデンウィーク中に復帰でもいいのではないかと。

それぐらい相内誠がアピールしているので、このタイミングで一度見たいという願望もあり、このような皮算用をしたが果たしてどうなるか?

逆に心配なのが伊藤翔。
3月30日(土)のイーグルス戦では先発するも、初回に9失点。この試合は大雪の中で行われた悪コンディションの為、ノーカウントにしたとして、4月14日(日)でも6回から登板するも、6失点を喫し、1イニング持たずに降板している。

成績を見る限り、このタイプで三振が獲れていないのは気がかり。ここは一度谷底まで落ちて、そこから這い上がるまで待ちたい。ハートが強い伊藤翔ならやってくれるはず。

あとは中塚駿太と廖任磊の「ツインタワー」が揃って、「与四球率」および「BB%」が壊滅的で、その割に「奪三振率」および「K%」がさほど高くない目も当てられない成績となっている。
せめて三振が獲れているのなら救いがあるんだけど…

そして登板数が少ないので参考記録ながら、平良海馬が与四球ゼロと言うのにビックリ。
意外と言っては失礼だが、髙橋光成といい佐野泰雄といった「雄星塾」で学んだ二人が一軍にいる事を考えると、平良海馬も負けていられないとハートは燃えているはず。「雄星塾」で学んだことが少しずつでも身についているのであれば、嬉しい限り。


まとめ

野手陣に関しては今週、外崎修汰と源田壮亮がそろって怪我をした様に、何が起こるか分からないので、山田遥楓、山野辺翔、金子一輝はアピールしておかないといけないし、西川愛也、川越誠司に高木渉、綱島龍生は実戦経験を積む事、戸川大輔と鈴木将平は短いながらも一軍での課題を二軍で克服することが大事になる。

投手陣に関しては榎田大樹が先に実戦復帰し、内海哲也、松本航の開幕ローテ候補もようやく復帰となる。彼らには5月中旬もしくは6月からの復帰を目指してもらいたいし、中間層の投手たちは南川忠亮や相内誠のように先発待機するもよし、一軍ブルペン陣のBチームに空きがあるんだから、そこを狙うもよし。一軍投手陣は盤石ではないので、入り込む余地は沢山あります。書いてて悲しいけど( ノД`)

みんなアピールしろよーーー

ライオンズを中心にあれこれ思った事を書いてます。