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Mac OSからWindowsにPCを替えて2ヶ月時点の感想

はじめに-MacBookからWindows PCへの買い替え-

iPhone4を購入して以来、Apple製品の操作性の良さ、品質の高さからこれまで私はMacBook・iPad・iPhoneを愛用してきました。それによりいわゆるAppleの「エコシステム」による利益を最大限に受けており、概ね満足していました。

しかし、今年からWindowsでないとダウンロードできないソフトを使う必要が生じました。そこで、ちょうどバッテリーのヘタリがみえてきていたMacBook12インチ(2017)とリプレイスする決断をしました。

ネットでWindows PCをいくつか検討し、その結果、HUAWEIの「MateBook 14」を購入しました。WindowsPCを購入するのは10年ぶりくらいになります。Mac OSからWindowsへの変更による体験記もいつかまとめて記事にしたいと思っていますが、今回はMacBookの消失によるAppleのエコシステムからの離脱の影響について書いてみようと思います。

Apple純正「メモ」アプリが使えない

いまのところこれが一番痛いです。メモアプリはその名の通りメモにもつかえますが、写真をスキャンして貼り付けることができたり、WordやPowerPointなどのファイルも保存・参照することができます。

フォルダを作って階層をつくることもできるので、例えば
・「肩関節疾患」
・「発熱時の対応マニュアル」
のようにフォルダを作成して、関連資料を一元管理することができるのです。
私の場合、これがとても快適でした。ミニEvernote的な運用が純正ならではの軽快な操作感で扱える、とにかくシンプルなのが魅力です。

「純正メモアプリが使えなくなる」

これがMacBookを手放すときに最大の不安材料だったのですが、WindowsからiCloudを介して「一応使える」という情報を信じて手放した経緯があります。しかし、実際Windowsからメモアプリを使ってみるとわかるのですが、軽快感が失われており、行間のアンバランスさ、ダークモードの使用不可など、本来のアプリの魅力がとことんスポイルされていました。「一応使える程度にしとけばいい」という感じがミエミエで、一度触ったきりですぐにあきらめてしまいました。

こういうとき、Googleのメモアプリである「Google keep」が代役に挙げられることが多いと思います。しかし、GooglekeepはPDFやOfficeファイルを保存することができません。あくまでも一時的なメモアプリ、いわば「ふせん」、ともいうべき存在です。フォルダによる階層わけもできないので、情報を立体的に整理することも苦手です。でもこれはそのひとの好みもあると思います。

これまで仕事に関しては、
①ネットや勉強会で集めた情報やプレゼン資料をMacBookから純正メモに保存・統合し、Officeソフトで資料を大まかに作成して、
②iPhoneで通勤中に軽く目を通し、
③iPadとApple Pencilで赤ペンを入れて
①PCで修正……
というサイクルで運用していましたが、これがとても快適でした。つけくわえると、私はPowerPointよりもKeynote(Apple純正のプレゼンソフト)派です。これらAppleの純正Officeソフトが使えないも地味に痛いです。iPad版もありますが、本格的な資料を作るのは少し大変そうです。

Airdropが使えないけどまあ大丈夫

これもまあまあ不便を感じますが、主に私はiPhoneで撮った写真をMacBookに移す、という用途でしたので、いまのところそこまで不便を感じていません。でも、noteを書くことが増えるとiPhoneからとった写真を移す必要も増えるので、今後はめんどくさくなるかもしれません。

To Doアプリは「To Doリスト」でOK

TO DoアプリもこれまでApple純正の「リマインダー」を使用していましたが、これをGoogle純正の「To Do リスト」に乗り換えました。今のところ快適です。
これらの相違点で私が感じるのは「写真を載せられるか」です。
私は「リマインダー」に、保存食の賞味期限と写真を載せていました。期限が近づくと通知がくるので箱から取り出して消費する、という運用です。
名前だけだとどこにしまったかが直感的に思い出せないです。
なので、今は保存食だけ「リマインダー」で管理し、それ以外は「To Do リスト」で仕事やプライベートのタスクを把握しています。

ブラウザ-Safari→Chromeはそんなに影響なし-

Safari(Apple純正ブラウザ)がWindowsで使えないのことから、iPhoneとiPadのブラウザをChromeに変えようとも思ったのですが、PCはChrome、その他はいまだにSafariを使っています。これはもう単純に好みです。

かな変換キーは変更すれば問題なし

MacBookはスペースキーの左右に英数とかなの変換キーがあります。これに慣れるとWindowsの変換スタイル(英数が左上にあること)が理解できませんし使いにくい、とにかく使いにくい。

でもこれは「Google 日本語入力」をインストールしてキーを変更することにより解決します。方法はググれば出てきます。

これは余談かつハードウェアのことですが、「MateBook 14」のキーボードは好みです。M1のMacBookよりも柔らかめで、かつ適度な沈み込みがあります。ここは嬉しい誤算でした。

まとめ-純正メモアプリが恋しい-

というわけで、純正メモアプリにいかに自分が依存していたかを思い知らされる結果となりました。それ以外は主にGoogleのアプリ群を利用することで乗り切れていますが、メモはちょっときついです。これだけでMacBookを買い戻したくなる発作がでて困っています。

最近Androidスマホも購入して使っているのですが、ハードに関してはAndroidの方が優れている面もあると感じています。また、GoogleのアプリはAndroidのほうが相性が良く、その点WindowsPCとの連携も好印象です。

このように、もはや特定のハードのスペックよりは、特定のソフト・アプリの存在がどのデバイスを使うかどうかの決め手になるように思います。最近はクロスプラットフォーム化が進み、Mac OSでもWindowsでも使い勝手は大きく変わらないと想像していました。しかし、Evernoteの存在感が希薄化し、Notionも(私には)まだ代替案にはなっていないことで、普段使いにはともかく、肝心の仕事で少し支障がでている、というのが偽りのない感想です。
Officeファイルを一元管理できないので、
・ファイルはDropbox内に格納
・注意点はTo Do リストに記載
・テキストはGooglekeep
のように、情報が分散してしまうのが落ち着きません。

とりあえず、来週のAppleのイベントを楽しみに待ちたいです。もし魅力的なMacBookが発表されたら、リプレイスではなく、買い増しするかもしれません。


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