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カレーにまつわるエトセトラ

カレーが嫌いだった子どもらしからぬ子ども時代の姉と、カレーが大好きだった子どもらしさ全開の子ども時代の私。

給食のカレーおかわり争奪戦に参加するほどではなかったものの、夕飯がカレーだった日は小躍りをして喜んだものだ。いや、実際にダイニングテーブルの横で踊っていた。

高校生になって友達と学校近くのインドカレー屋さんに行ったときに食べたのが、たしか人生初のインドカレーだった。ラッシーという飲み物があるということもこのときに知ったような気がする。

いつからか中辛が食べられるようになって、またいつからか中辛と辛口を半々にして食べるようになって、大人になった気分を味わっていたけど、辛さって単純に好みの問題で(辛いものが体質的に食べられない人はいるけど)、別に「辛口のカレーが食べられるようになった=大人になった」ではないと今は思うようになった。もしかしたら大人になったなあ・・・って自分に思うときって、大して大人になっていないのかもしれない。笑

いつだったか、原宿でキーマカレーを食べたら、死ぬほど辛くて(もちろん美味しかったのだけれども)ひたすら辛味に耐えながら、大汗かきながらなんとか・・・という感じで食べきったことがある。自分は辛いものは得意で好きだと思っていたけど、実際そうでもないということを知ったのもそのときだ。
多分私はほどほどに辛いものがほどほどに好きなだけで、世に言う「辛いもの好き」な人々とは程遠いのだと。

そういえば以前ホテルでカレーを食べたときに福神漬けとらっきょうが必ずついていた。私のらっきょう好きはここに由来するのだけれど、福神漬けってカレーと合っているのだろうか。福神漬けって甘いから、コクがあるカレーとあんまり合わないなあというのが今のところの私の持論だ。

家カレーに関して言うとここ数年フレークタイプのカレールーを使っていて、溶けるのが早く、具にまとわりつくもなく助かっている。砂糖抜き生活を経験してから、食事の甘さにより敏感になったから、変に甘くなくて美味しいカレールーを見つけられたのはまさに暁光だった。ありがたや。
昔からカレーを作るのが好きだ。具材を大きめにザクザク切るところとか、コトコト煮込んでいる音とか、最後にお醤油をまわしかけるときの”隠し味入れてる感”とか、そんなのが好きだ。

”それなら別にシチューでもいいじゃん”とお思いかもしれないが、それだとお醤油を入れられないから、”隠し味入れてる感”を感じられない。そもそもシチューよりカレー派だから、カレーの方がテンションが上がるのは必然なのだ!!(どどん)

何度かスパイスカレーを作ったこともあって、とても美味しくできたのだけど、ササッと作れる”スパイスの達人”には程遠くて、なかなか作れずにいる。なりたいなあ・・・スパイスの達人・・・!レシピも見ずにおもむろにカレーを作り始めるような、そんなスパイスの達人に・・・!

そうそう、家カレーで忘れちゃいけないのが翌日のカレーうどんやカレードリアである。カレーと出汁が組み合わされば、なんとも味わい深いおいしさが生まれるし(その美味しさはいつまでも食べていたいほど)、カレーとチーズも辛さにコクとクリーミーさが加わってこれまたこのコンビにしかない味わいが生まれるのだから、カレーというのは我が強いわりにコラボ上手な食べ物である。

・・・とまあ、タイトル通り本当にとりとめもなくカレーについて書き連ねてきたのは、今日が「カレーライスの日」だから。

そんな今日の夕飯はカレーライス・・・ではなく、キャベツとツナの炒めものだったのだけれども。
(違うんかーい!)

えりぴ

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