てんやわんやでも知らんぷり

それは突然やってくる。
予告もなしに、突然、ザッパーンと大きな波のように。

アイデアの波。

驚きの感情に浸る暇もなく次々とやってくるそれをひとつひとつメモに書き留め・・・書き留めたらそれをひとつずつ形にする。

そのひとつが完成しないうちにまた、次の波が、ほら。

ザッパーン

と来るもんだから。
いつだっててんやわんや。

凪ぐ瞬間もあるけれど、来るときは一気に迫りくる。
もちろんアイデアがやってくることはありがたい。ありがたいけれど、もうちょっと落ち着いた雰囲気で来てはもらえないものか。
「あのう・・・順番にいい感じの間隔で来てくれませんかね・・・？」
と頼んだって知らんぷりの大波。

知らんぷりならばいたしかたなし。
てんやわんやしながら波に乗らせて・・・流されてみよう。

この波はどこに私を連れて行くんだろう。
少しのワクワクも、携えながら。

えりぴ