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#1 はじめる

みなさんの、音楽との「出会い」は何でしたか?

楽器を習ったことがない人、
習ったけど、途中で辞めてしまった人、
今も、演奏をしている人。
お母さんに無理やり連れられて、習っていた人。
自分でやりたくて、楽器を習い始めた人。

色んな音楽との出会いと歴史を持った方がいると思います。

今日は、いわもとの音楽との出会いを書きます。

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小4の時、夏前の頃でした。
担任の先生が帰りの会のときに、こんなお話をしました。
「秋にある町の音楽会で、学年合唱をするので伴奏者を募集します」

「・・・ぼく、やります」
いわもとは、手を挙げました。
「岩本くん、ピアノ習っているの?」
「弾いたこと無いです。」
そう、ピアノを弾いたこともなく、楽譜も読めないのに、
伴奏がしたいと立候補しました。なぜかは覚えていません。
単純にやってみたかった、それだけなのでしょう。
担任の先生は困惑しつつも、楽譜を渡してくれました。
自分のクラスのなかでも4・5人。
他のクラスにも、たくさん伴奏をしたいと手を挙げた子がいました。
夏休みに練習をして、休み明けにオーディションをする。
そこで、本番演奏をする伴奏者を決める。
貰った曲は、『怪獣のバラード』

楽譜を持って家に買えると、母親はもちろん困った顔をしました。
「え?これ、やってみたいの、でもピアノ・・・弾けない、じゃない」
「でも、やってみたい」
訳の分からない事を言いだした息子に呆れつつも、
すぐに母親は、ピアノを教えてくれる先生を探してくれました。
幼馴染がピアノを習っていたので、その先生を紹介してもらい、
徒歩5分ぐらいのところにある、ピアノ教室に通うことに。

ピアノの全く弾けない子が、伴奏が弾きたいと言って教室にきた。
先生も、困ったことでしょう。けど、先生は母親にこう言ったそうです。
「大丈夫。この子リズム感がある。すぐに連れてきなさい。」
そんな経緯で、ピアノを始めることになりました。

夏休みは、こいつは頭がおかしくなったのか?と思われるくらい、
練習していたそうです。ピアノの前から、全く離れない。
1日中、練習していました。当時、親指にタコができました。

休み明けのオーディションには、10人弱の生徒が参加。
先生方の前で演奏して、伴奏者を決めます。
どんなふうに弾いたか、弾けていたか、なんて全く覚えていません。
けど、オーディションに合格しました。
後から聞いた話、幼馴染のお母様が、通っていた小学校の音楽を取りまとめていて、
岩本の夏休みの頑張りを、人伝で聞いていた、と。

町の音楽会で、弾けることになったのです。
そこからは、みんなが歌う声に合わせて弾くのが楽しくて。
あっという間に、時間が過ぎました。
音楽会では、同じ年の子の指揮に合わせる、ということはさすがにできなくて
舞台袖で音楽の先生が、合図をしてくれたのを覚えています(笑)

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これが、いわもとの「音楽との出会い」
初めての人前での「演奏」であり、
初めての人と音楽を一緒に奏でる、「伴奏」

次回は、いわもと幼少期。原点、原石のときのことを書こうと思います。

いわもと

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