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オランダ2日目(ボイマンス・ヴァン・ベーニンゲン美術館)
帰国して2週間になるので記憶が薄れつつある。
オランダ2日目はアムステルダムからIntercity Directという特急電車みたいなのに乗ってロッテルダムへ足を伸ばした。1時間半くらいだったと思う。
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私のiPhoneカメラが何を撮っても白くぼやけてしまう(なんでかな)ので夕方みたいに見えているけど、綺麗な青空と風車と牧場が続く長閑な景色だった。
ロッテルダムでの目的はボイマンス・ヴァン・ベーニンゲン美術館。ブリューゲルの有名な絵画「バベルの塔」が収蔵されているという情報だけを握りしめてGoogle Mapを頼りに辿り着いてみたら、かなり攻めた建物でびっくりした。鏡張りのボウルみたいな形をしている。
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ボイマンス・ヴァン・ベーニンゲン美術館自体は2026年まで改修中で、その間、美術館の膨大なコレクションを見せながら保管する計画として、このボウル様の建物が建てられたとか。その名も『Depot』、倉庫とか輸送用ターミナルみたいな意味だと思うけど、なるほど内部はおしゃれな倉庫風で、展示されていない美術品の収蔵スペースもガラス張りになっていて外から見られる構造になっていた。かっこいい。
安っぽいけどとにかくおしゃれなロッカーにリュックを預け、ロッカーのPIN設定に苦戦していたおじさん(PINは自分の誕生日だと大きな声で言っていた)を手伝ってから入館。期限付きの展示だからか、ガイドやスクリプト等は一切なく、スマホアプリをDLしてガイドとするように、と入り口すぐの壁にQRコードが掲示されている。スマホでQRを読んでいる女性に「手が3本必要〜!画面に出てきたリンクをタップして!」と声をかけられ、手伝ってから奥へ進む。YouTubeの広告に出てくるスマホゲームみたいだ。
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数年前、国立国際美術館の「ブリューゲル『バベルの塔』展」に来ていた時はものすごい人だかりでじっくり見られなかった。この時部屋にいたのは、学芸員の他はPINコードが誕生日のおじさんと私の2人だけ。じっくり観賞し、贅沢な時間を過ごすことができた。
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有名アーティストのとんでもない作品が次々と間近で、誰にも邪魔されずにゆっくり楽しめる。ゲルハルト・リヒターの、あのどでかい、写真の様な絵のような絵画を、右から左から、近づいたり遠ざかったりしながら眺める。こんな贅沢な場所が大阪にもあればいいのに。
この日はこの後も美術館に行った。もう2ヶ所行った。それについても書き残しておきたいけど、今日はこの後友人宅で手巻き寿司をする予定があるのでここまで。最後に、Depotの向かいにあるミュージアムカフェで食べた激オシャ朝ごはんを見てください。
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