良薬口に苦し

飲んでいる薬が不味すぎる。
良薬口に苦しとは言うけれど不味すぎる。

双極症について調べている。
診断されてからずっと調べて色んな本を読んではいるけれど。
ここ最近はこれでいいのかと不安がひどかったのでいつもより注意深く調べていた。 

同じ病の発信者が薬について調べて主治医と相談してその薬を処方されてから症状が落ち着いてきたと発信していた。
私もその薬について知ってはいたが効く人にはとことん効くのかと。
一度も処方されたことないので効果はわからないが処方されたら変わるのかなと思ったりした。
けれど調べれば調べるほど今の処方が一番だとも思った。
当たり前だけど主治医すごいなとも。
ばかみたいだけど。

全く実感はないが良くなっていると言われている。
私は悲しいままだし辛いけれど、確かにできることは増えてきた。
朝から行動できる日が増えてきた。
それは喜ばしいことだとも思う。
一時期は悲しくても涙が出ず泣けなかった。
喜べなかった。
ご飯も受け付けなかったり自暴自棄になったり。
それも減って涙も出るようになった。
心の麻痺が減ってきた。
それは良いことだと言われた。
けれどそれが出来るからこそ辛くなっている。
なんとか心が麻痺したままで元気に行動できたら楽か。
それができたら私は楽になるんだけど。
そううまくいかないか。

実感がないとひたすら泣いていた。
理解できるようにきちんと噛み砕いて説明してもらった。
理解はできた。
腑に落ちた。
けれど上手く心が受け付けなかった。
やりたいことが全部できるわけではないし、どの程度力を抜けばいいのかもわからない。
自分に厳しいと言われたりするけれど甘甘すぎて何もできてないのは事実。

話は少し飛ぶけれど昔から頑張ってすごいねと声をかけられることが多かった。
努力と言われることは何もしてないし、むしろ出来てない方なのにそう言われることがある。
これは行間を読めということなのだろうか。
もっと頑張れということなのだろうか。
良くわからない。
私より頑張ってる人なんてもっといるし、そもそも私は食って寝てるだけ。

話をだいぶ戻すけれど、というか話が飛びすぎたけど薬が不味すぎる。
薬について調べていた時に自分の飲んでいる薬についても調べた。
効果もだけれどこんなに不味いのはなぜだろうと。
苦いというわけではない。
むしろ甘ったるくてグミのような風味がする。
最初処方された時は「わーい!甘いー!これを毎日飲めるんですか?美味しい」というばかみたいな感想を抱いた。
毎日同じ味を味わうと人は飽きるようでだんだん甘いのが苦痛になってきた。
こんなに変な味がするのはおかしいと調べた結果謎がとけた。
若干入っている香料が原因だった。
これが不味くしている。
香料を入れないと仕方ない理由があるのは何となく分かる。
それでも体が受け付けなくなるのでなんかいい方法はないのか………
一時期薬を飲むのが苦痛すぎて薬の匂いだけで頭痛がしていた。
今は落ち着いてきたし薬を飲んですぐ息を止めてチョコレートを放り込んで風味を誤魔化している。
それでも苦痛だ。
その薬が主要の薬なので外せないのも辛い。
口の中で上顎に張り付いてしまった時は水に溶けるのが早いらしく口に甘ったるい味が広がる。
薬の説明書を読むと少ない水で飲めと書いてありびっくりした。
そんなの無理だ。不味すぎる。
水を多く飲んで流し込まないと。

しかも甘ったるいのはその薬だけではない。
たまに出る頓服の水薬も甘ったるい。
それも双極症でよく処方される薬の一つなので耐える。
ジェネリックも不味かった。

良薬口に苦しというがたしかによく効いている気がする。
薬を飲んでいなかったときより今のほうがいいのは確か。
けれどあまりにも不味いとストレスだ。
仕方ないのはわかるけど薬が不味すぎる。

あれ?書いていたら結構な量になってしまった。
失敗失敗。
こんなに文章を書くなんて拙すぎたか。

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