【今私にできること】有料ライブ配信をして、収益はすべて100%芸術に還元する
こんばんは、会社員だったり、シンガーソングライターだったり
の結城アンナです。
4月29日(水祝)に喫茶ともしびでピアニストとして活動されている
ひろせめぐみさんと一緒に、grapes KITASANDO というライブレストランにて「無観客」での有料ライブ配信を行います。
今回は、そこに至った背景や想いを自分の日記、思考整理も兼ねてここに残しておきます。
ことの発端は歌声喫茶ともしびの営業停止
ともしびとの出会いは去年の暮。その魅力にひかれて文化の継承に少しでもお役に立てたらと、ともしびの青年サークル「ぱれっと」に所属しながら、ソロシンガーとしても月に1回のミニライブをさせていただく間柄でございました。
※ともしびとの出会いについてはこちらから。
ともしびが休業になったタイミングは4月初旬のこと。
4月の初旬といえば、ちょうどコロナウイルスの影響を受け、飲食、エンターテイメント業界が軒並み店をたたみ始めていた時期でした。
そのような状態の中で、ともしびは営業続け客足が途絶えつつある最中でも店の明かりを消さずに運営を続けていた数少ない店舗の一つでした。
ちょうどそのタイミングで、2週間ぶりくらいにともしびにやってきたとき、短縮営業となりながらも、ともしびのスタッフが元気に歌を歌っていました。
「コロナのことを考えすぎて、心も害してしまわないよう、お店を開けておきたいんです。いつでも皆さんが歌いたいと思ったとき帰ってこれる様に。」
そう、はにかんだ店長の言葉が私の心に今も焼き付いています。
けれど、その週末に、ともしびは休業となりました。
本当にギリギリのところで営業をしていたお店。誰もが残念で仕方ない気持ちでした。
この状況は、誰も悪くない、それが一番やるせなかったです。
私がコロナで不安に感じた2つのこと。
私の不安は2つ
・心の健康を維持する環境が崩壊すること
・withコロナ時代の芸術、スポーツなどのエンターテイメントの消失
ともしびの営業停止以降外出自粛宣言が行われ、改めて世の中が、当たり前といえば当たり前のことですが、体の健康最優先の生活に舵が切られたことを体感いたしました。
真っ先に削られるのは心の豊かさにかかわるものにだと気づきました。嗜好品、文化、芸術、スポーツなどは一時期、一切のリアルイベントが休止なりました。
私は胸騒ぎがしてなりませんでした。
それぞれ詳細をお話します。
・心の健康を維持する環境が崩壊すること
WHOは 健康の定義について「体」「心」「社会的安全性」この3つのバランスによって成り立っていると伝えています。私は特に、体と心は密接な関係にあると考えております。
Health is a state of complete physical, mental and social well-being and not merely the absence of disease or infirmity.
訳「完全に、身体、精神、及び社会的によい(安寧な)状態であることを意味し、単に病気ではないとか、虚弱でないということではない」
※WHO健康憲章前文より
ストレス負荷の高い生活を送ることで、神経負荷増→免疫減→身体の健康バランス崩壊→体を壊し、さらに精神ストレス増。。。
という悪循環を避けなければいけません。普段の生活であれば、友達と会う、芸術と出会う、スポーツをするなど各々の自由な発散ができます。しかし、stayhomが推奨されている今、ストレスの発散する場所が軒並み閉鎖となり、心の健康維持に制限がかかっている状況です。欧米ではまさに今貯めこんだストレスはけ口が家族へ向かい「コロナDVの増加」も起こっています。
このままでは2次健康被害として「コロナうつ」なども数字に表れるのは問題になるのは時間の問題なのかもしれません。
・withコロナ時代の芸術、スポーツなどのエンターテイメントの消失
現在世界中で「生命最優先」の施策を行っています。そうなるとエンターテイメントと呼ばれるものへの支援はどうしても優先度が下がってしまう。これは当然のことであると思う一方、ではこのまま、何もしなかったらどうなってしまうのか。音楽やスポーツを生業にしている人達は生計を立てることができなくなってしまう。
私はエンターテイメントの存続は、人々の心にゆとりを与え、健康に生活するうえで必要なもののひとつであると考えていました。このままでは人類はコロナで生き残り、文化が失われてしまう。まるで焼き畑状態になり、人々は生きる希望を失ってしまうのではないか。この状況でも、次の世にバトンを渡していくにはどうすればいいのかと気が気ではありませんでした。
オンライン環境に適応するエンターテイメント業界
自分自身もアーティストの端くれとして、オフラインのイベントがなくなる中、できることはないかと考えあぐねている中、飲食店が、テイクアウト事業を展開しているように、エンターテイメント業界ではオンラインムーブメントが起こりつつあることを知りました。テレビ出演もする有名芸能人も、youtubeをはじめSNSやオンライン上で今できることをとweb上で発信し始めているのです。
私もつい先日、youtubeにチャンネルを作って楽曲を投稿し始めました。
ともしびでは、ぱれっとメンバーと一緒に星野源さんのうちでおどろうプロジェクトに動画を作ったのもいいチャレンジだったと感じます。
文化は死んでいない、苦しい状況でも工夫ひとつで新しい物が作れると、
気づかされた機会がここ最近とても多くなってきました。
今私にできること
私は文化を途切れさせず、未来に継続的につなげるためのモデルを考えたいのです。
オンラインでの活発になっている中で、アーティストは現状オフラインでのライブができないまま、業界的にじり貧の状態であることには変わりない状況です。そこで出会ったのは、grapesKITASANDOさんのオンラインライブ配信の出演者募集。紹介を通して、この度4月29日にステージに立つことになりました。
私がgrapesKITASANDOさんのオンラインライブ配信に参加したいと思ったのは、ともしびに似た親近感を覚えたからです。お話させていただくたびスタッフの方の「採算度外視でいい」お店のファンの方に「音楽を届け続けたい」「帰れる場所を提供し続けたい」という熱量の高さ(配信も未経験なのに、ライブ配信セットをお店で調達してしまう行動力の高さが素敵すぎます。)
でした。お店の方のご厚意でお忙しい中、撮影の模様を見せていただいたり、実際の配信も参加者として視聴させていただきました。
オンラインのライブ配信を有料でなんて、自分自身がやったことがないので正直おっかなびっくりです。
けれど、このライブ配信を通して、もし、このまま長い期間オフラインライブができなくても、エンターテイメント業界が生き残り、多くの方々のこころに癒しと感動を届けられる体制づくりに自分が少しでも貢献出来たらと、そう考えています。
※ちなみに私は1mmもこのライブで自分が儲けたいとか、そういう気持ちで出演する気はございません。この収益は生業としてアーティスト、音楽活動をしている方(出演者含めて)に全部お返しします。
そんなこんなで再度4月29日の件
もしよろしければ、ほんっとうにお時間あるときでよいので
予約サイトだけでも見てみてください。grapesさんのご厚意で素敵な
ページを作ってくださいました。
私個人にできることは少ないかもしれません、
まだまだひよっこなので言ってることもちぐはぐかもしれません、
けれどここまで読んでくださった方の中に少しでも共感していただける方がいたら、よろしければ29日19時より、来てくださったら嬉しいです。
(実はワンマンライブで1時間枠で歌うの初めてなんですよ(こっそり))
コロナ時代は人類にとってピンチでもあり、チャンスでもあると思いながら、荒波にぶつかりに行ってみます。骨を拾ってください。
皆様ここまでお読みいただきまして有難うございました。
2020年4月26日 結城アンナ
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4月29日ライブイベント
・ひろせめぐみ
facebookはこちら
公式ホームページ「うたごえな日々♪」https://utagoemeg.com
・grapesKITASANDO
公式サイト
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