まだ見ぬ我が子に、きょうだい児の母として伝えたいこと。

もともと自分のことを話すのは苦手だけれど、

生まれてきてくれるであろう我が子に、特にどう伝えたらいいのかと、気がかりなことがある。

そのひとつが、兄のことだ。

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きっと、誰でも、何らかのタイミングで、障害のある人と出会うんだと思う。

私は小学生と関わる仕事をしていたから、その出会いの瞬間を目にすることがたくさんあった。

こどもたちの反応によっては

「なんてひどいことを言うの？」「許せない！」

と、非難する大人がいることも目の当たりにしてきた。

確かに、私も小学生の頃、兄が「気持ち悪い」と言われたとき、すごく苦しかったから、その気もちもわかる。

でも、どこかで、そういうことを言う子に対して、「そうだよね」と思っている自分もいて。

未だに、私は町の中で大きな声を出す知的障害の人を見たら、びっくりするし、兄のことだって気持ち悪く思ってしまったりする日もある。

だから、ある意味当然かなと思ってしまって。

もちろん、人を傷つける言葉は言って欲しくないけれど。

興味の表れかもしれない、

どう受け入れたらいいのかわからないだけかもしれない、

自分と違うと感じて、怖いのかもしれない…

きっと子どもたちには罪はない。

そういうときに大人がどう対応するか、が大切なんだろうなあと。

我が子が兄を認識できるようになった時...

どんな反応を見せてくれるのか、とってもドキドキだけれど。

まずはこの子なりの受け止め方を、受け入れられるような器を持てるようになりたい。

一緒に感じて、一緒に考えて、少しずつ、捉えてくれたらいいのかな......なんて、お気楽かもしれないけれど。

とはいえ、まずは元気で生まれてきてくれますように。