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竹久夢二美術館と宝塚作品「夢千鳥」:モダンにふれて

先日、竹久夢二が主人公の宝塚作品「夢千鳥」を映像で見ました。
私は、前から竹久夢二の絵が好きだったので、
どのような人生を歩んだのかとても興味がありました。

1番驚いたのは、夢二に多くの恋人がいたこと。
何となくは知っていましたが、穏やかというよりは激しい恋愛が多く、
夢二の画風からは想像出来ない、夢二の気性の荒さも伺えました。

女性向きの穏やかな絵が多い夢二ですが、
数々の恋愛や恋人との死別など様々な経験が
一つ一つの絵を作り上げていることを再認識。

作品を見てますます夢二に興味が湧いて、東京にある竹久夢二美術館を訪問しました。
ここは学生時代から何度か訪問しているお気に入りの美術館。

美術館では、「夢千鳥」の作品内にも登場していた恋人のお二人、
笠井彦乃さんとお葉さんがモデルとして描かれている絵がありました。

彦乃さんは、20代前半で病気で亡くなってしまいますが、
夢二の描く彦乃さんは清く品があり清純という言葉が似合いました。
何となく儚げな雰囲気も少しあります。

彦乃さんと死別した後に夢二が出会ったのがお葉さんです。
夢二の描くお葉さんは、艶があって色気がありました。

みんな同じように見えていた夢二の描く女性像にそれぞれの趣が感じられて、
数々の恋愛が夢二の画風に大きく影響を与えていることが分かりました。

帰りに館内のお土産ショップに寄りました。
「夢千鳥」の作中に夢二がデザインした小物を売る「港屋」というお店が出てきます。
お土産ショップはまるで「港屋」のよう。
夢二デザインのグッズがたくさんありました。

夢二のデザインは令和の今でもとってもオシャレ。
何でこんなにオシャレなデザインが描けるのかびっくりするくらい。
「夢千鳥」の作中で女学生がワクワクしながら小物を見ている場面がありましたが、
私も心をときめかせながら、グッズを探していました。

購入したグッズ。一便箋とクリアファイル。

明治や大正の女学生や女性たちが心をときめかせている絵や模様が
令和の今でも多くの人の心をときめかせる、
それはとても素敵な事だと思うのです。

昔の人と心が繋がる瞬間、それはどんな時でも幸せなものです。

夢二美術館のモダンな雰囲気に心満たされ、
ますます夢二の絵が好きになりました。
そしてやっぱりモダン文化が好き。
好きなことがあるのは幸せなことですね。

それでは今日はここまで。
最後まで読んでくださりありがとうございました。

*おまけ*
併設されている弥生美術館で「いとしのレトロ玩具」展がやっていました。
昭和初期のレトロ感あふれる玩具がたくさん!!
レトロっていいなぁ、素敵だなぁ…
※写真撮影OKでした

おままごとはいつの時代も楽しいもの
レトロ感あふれるおもちゃたち
外国のおままごと、オシャレだ…

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