際立つオーラ
WE AREの大阪公演のアーカイブ期間が終了した。
ふとSixTONESに沼落ちした時のことを思い出していた。
忘れもしない2020年の秋。
音楽特番で初めてSixTONESの生パフォーマンスを見た時のことだった。
音楽特番パフォーマンス終了後『……今の……人達は……?』
いろいろ調べて沼落ち中『えっ!?森本慎太郎?!あの!?天使!?!!?なんか雰囲気変わ……ちょっと待ってB.I.Shadow……?めっちゃ垢抜けた〜……え、京本政樹さんの息子さん?え?なんか外国人いる。えっ田中聖の弟?あんま似てない?
生パフォーマンス半端な〜えっパンツ見せてる?見てよろしいの?は?
ちょっっっと……むり……』
沼に片足を突っ込んだ状態で抜け出せなくなり親しい人間に布教するというよりは懇願に近い気持ちで迫っていた。
頼む。とんでもなくでかい波が来てるんだ。飲み込まれる前にこの手を取ってくれ。
「一緒に楽しく推そう」などという優しさなんかではなく「お前も必ず道連れにしてやるからな」の方が正しかった。
親友に懇願する段階ではメンバーの顔と名前もまともに一致してなかった。てかこんなこと本人たちに言ったらぶっ飛ばされるけど6人なのにしばらく5人に見えてた。
SixTONESって言ってんだろ。6だよ6。
そんななか初めて予約して買ったCDが「1ST」でした。
リリース情報を調べると特典の蓋付きケースが4種。ん?待って初回盤A初回盤B通常盤の3タイプになんで特典が4種?コンプするためには1形態ダブるよね?は?しかも店舗別特典?4店舗で予約……ああ……え……?これ普通……?ここはどこ?と混乱しながら素直に4店舗で予約し特典を揃えた素直さには我ながら愛しさを覚えますね。既に奴隷になる準備は出来ていた。今は形態別全3種になってます。優しい☆
そして迎えたリリース日。
私が行き来する道中で一番大きな広告スペースに貼り出された壁一面のドでかポスターにはこう書かれていた。
『待ってろ、世界』
勘違いじゃなければこれって1枚目のアルバムだよね?
めちゃくちゃでけぇじゃん……
直感で見えためちゃくちゃでかい波というのは本物だったのだ。
謎の武者震いを抑えながら手元にCDを揃えて開封。
その時の親友とのやり取りを懐古する。
箱に入ったCDを次々出して並べて内容を確認。
当然知らない曲ばかりだがまずはビジュを見よう。
えーっと、この人はね森本慎太郎ね(Jrの頃の印象が強かったので最初に認知できた)でねこの人がね……
あれっこのふたり(髙地と北斗)めっちゃ似てない?どっちがどっち?
えっ確かに似てるね。髪型かなぁ?なんだろう肌色?同じグループで活動してたから似てるのかな?
ま、とりあえず聞いてみよっか。この機械(CDレコ)使えば簡単にCD音源がスマホに入れれるんだよね〜えっとどれから入れる?
なんか微妙に箱と中身のジャケ写違うね。あっ入れれた?
さぁ箱に戻そ……えっちょっこれ、ここだっけ?え?こっち?あれっ……違、こっちか……?
神経衰弱だァ☆
(今でも普通に起きる現象なので1枚ずつ開封しています。出したら戻すこれ基本)
って感じで右も左も上も下もここはどこ状態だったなぁ〜と思いながら配信を見ていた。あの時の慌てふためいた様子を今見たら愉快で仕方ないのになぁ。
こっからのイントロが流れ出したあとベンチが照らされ、そこにはヤンキー座り集団SixTONESがいてそのあまりの威圧感にTwitterでは自担他担問わず怖がる様子が散見された。
こっからで印象的だったのは回る床の上での見事なサビのステップ。
なんであれで転ばないの
そして各グループが自己紹介替わりの単独パフォーマンスを終えコラボなどもこなしている間SixTONESのメンバーは1人も映らずヤキモキしていたところ
ABAREROのイントロが流れた。
瞬間、空気が変わった。闇の波動。蠢く血液。
大体このイントロだって結構体に染み付くくらい聞いたはずなのに不意打ちで聞いたら未だに得体の知れない怖さが込み上げてくる。
会場に響き渡るのは歓声ではない。
悲鳴だ。怖いのだ。食われそうなのだ。
そうに違いない。
なにわ男子は王道キラキラアイドルで透き通っている。
可愛くて癒される。その後にこんなゴリゴリな大男たちを持ってくるとんでもセトリを考えた松本潤と大倉忠義は正気の沙汰ではないように感じる。
もちろんあの順番でSixTONESが出てくること自体は不思議なことではないが選曲がさぁ。ファンとして言わせてもらうがもっとあったやんキラキラなやつも。と言いたくなる。
そうたとえば、この星のHIKARIやオンガク、最近出した音色もそうだしキラキラしたアイドルソングもあるというのになぜここに来てABAREROとWHIP THATなの?
会社のパブリックイメージとかないの?
そういうの関係ないクレバーなヤツらだから……😎じゃないって。イマジナリーMJ話しかけてくんのやめて
画面越しでギリギリ耐えられただけで会場にいたら内臓が口から出てたと思う。
そんなことよりこのABARERO〜WHIP THATのとこを生配信で見てて1番気になったのがパリピ甲冑。
え?なに?誰?でかくね?
……ちょっwww集中できないwww
ABAREROで慎太郎が前髪をかきあげた瞬間に聞こえたのは確実にヤバいものと遭遇した時の悲鳴だった。
お化け出た?
SixTONESの場合はふとした仕草がどんなファンサをも凌駕するのは知っていたけどまさかここまでとは。
個人的にはABAREROのほくじぇ「Higher」集が出たら走馬灯用に買います金額はいくらでも構いませんと言うくらい毎回大好きなんですが回を重ねるごとに距離が近づき今回はなんと北斗がジェシーの胸ぐらをぐっと引き寄せ𝑲𝑰𝑺𝑺……
はしませんでしたが同等のことだと思ってる。
私は根っからのアイドルオタクですがキラキラアイドルのウインクよりも破壊力がある絵面があるとは思っていませんでした。初めてあの部分でほくじぇが接近した時はチューした!?なんで?!そういう曲じゃなかったよね?と困惑してる間に曲が終わってた。生放送で気合い入れてたのにすべてが吹き飛んだ。
そして今回何よりジェシーの「雄としての魅力」が出すぎていて大変危険でした。VVSの映像もそうだけどあんな生々しいもの見せられたら気が狂うのでやめてください。
ABAREROの舌出しもすごかった。何を舐めたんだ?
問題はまだまだある。
WHIP THATアドリブシーンですがあそこは何があってもジェシーの真似をする言わばジェシーがルールな時間です。ジェシーの完全アドリブについていく5人のポテンシャルが未だに信じられない。だってジェシーの体には関節入ってないんですよ。
ほんでジェシー主導の腰ヒットの流れ見ました?
こーちのターンでご丁寧に準備運動までしてたじゃありませんか。
たぶんあの辺からジェシーの「何しよっかなぁ」の時間が始まる。
ぜひ定点カメラで追ってくれ。
北斗の合図を聞いたジェシーが、カンガルーとホッピングのハーフみたいなジャンプでフェイントをかまし鮮やかな腰ヒット
髙地「Foooooooooooooo!!!!!!」
北斗「ぅう〜〜わぁぁぁぁあおぉぉぅ
!!!!!!」じゃないって。
めっちゃ楽しそうな笑顔で腰振るのやめれる?
ジェシーのおかげで無事に6人分の腰ヒットを見せつけられたということだけど下品といわれればそこまでなあの腰振りにとてつもなく生命力を感じました。あそこまで振り切ってたら下品さは感じない。笑うしかないですね。
そしてパフォーマンス最後の京本さんの直角なお辞儀に痺れました。逆に怖いわ。
WE ARE歌唱
(力尽きそうなのでメモ書き程度です)
樹ラップ→きょもほくパートが美しすぎて泣いた。
背中を預け合い歌うきょもほく……!このふたりは対比がとてつもなく美しい。白と黒。
そしてクライマックスに登場するジェシー。
力強くも優しい。
響き渡るいつも通り伸びやかで綺麗なきょもの声。
これまでの記憶すべて飛んだっていいってくらい心が洗われる。
最後の挨拶。
村上さん「SixTONES!」
樹「えーみなさん今日はありがとうございました。えーこれからも応援のほどよろしくお願いします。SixTONESでした。」
樹しか口を開かず全員真顔で手を振ったりもしない。真面目そのもの。お辞儀が漢!!!!!!
ジェシーの最後の「𝐓𝐡𝐚𝐧𝐤 𝐲𝐨𝐮!」がなかったら心臓が止まるところでした。
彼らは最初から最後までチャリティーライブということに重きを置いていた。他のグループとのコラボ(わちゃわちゃ)がなかったのもおそらくそういう理由だと想像する。
決して人見知りだからとか わちゃわちゃが苦手だからとかではない。
てかSixTONES、個々の強さえぐすぎない?他のグループがダンスを揃え集団としてパフォーマンスしてるのに対してあまりに個人の強さがありすぎる。
にも関わらず謎のまとまりを感じるのはたぶん「強さが同格」だからかなと思う……それぞれが出せる最強を出している。
ネトフリで8/23~配信されるので何度でも観れるのが嬉しい。
興味ない人も観てみて、アイドルって最強だから!
終わりに
最近特に個人の仕事がたくさんあったり
事務所の体制の変化で個人事務所設立のニュースなどもありますが、SixTONESは6人でSixTONESで何も変わらない。そこは信じるしかない部分だなと思います。
ファンとしてできることに何か変化はないって思ってるので
個人的には好きな人の夢が叶ったとき、
それが見たかったものかは関係なく一緒に喜べる人間でありたいな。
ではまた!
この記事が参加している募集
いただいたサポートはありがたくおやつ代にさせていただきますω'))