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もちころの備忘録

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言の葉の栞

心の師との出会い、念願の友との出会いと同じように、 ひとつのことばとの邂逅も人生上の大きな事件だと思う。 辛い渡世の道半ば、灯のようなことばたち。 (随時更新予定) さくらは、暖かさを段々蓄積するようにして、開花するらしい。 みんなが肩をすぼめる厳しい冬の間も、一時一時、さくらの蕾は、春の熱を、少しずつ少しずつ蓄えている。冬と春のあいだにもうひとつの季節があるように、気がつかない内に、いつの間にか既に春は、はじまっている。 自分と違う立場に耳を傾ける、できるだけ多面

    • 2024年4月 自然のひとかけら

      1日 2日 3日 4日 5日 6日 7日 8日 お気に入りの自転車にのって、荒川のお気に入りの土手へ。 故郷と似てるからだろうか。やっぱり川の傍が落ち着く。でも、山に囲まれた故郷と違って、四方八方にどこまでも続く広い空は清々しく沸々とうれしい気持ちになる。ここは雄大な山々や生き生きと生き物が住む河原ではないけれど、河川敷と空の継ぎ目の地平線やそのあいだにある幹線道、どこまでも続く電塔が優美に聳えている様子を見ていると、ここにもまた東京なりの自然と風景の情緒がある

      • 2024年 3月 冬と春のあいだに もうひとつの季節がある

        3月1日(金) 今日は納品が終わったあとの挨拶回りで、ずっと浅草を先輩と一緒に歩き回っていた。 納品がひと段落し久しぶりの緩い1日。 うららかな散歩日和。天気が良いことも相まってとてもいい気分で、隅田川沿いを歩いたり美味しい定食を食べたりして、久しぶりに穏やかな心持ちで仕事ができた。 「今までありがとうございました。これからもお願いします。」と言いながら色んな店舗を梯子した。メールとのやりとりで納品までしたため、実際に挨拶するのは今日が初めてだった。今までずっとパソコンに向

        • 2024年2月 日記のかたち、私のかたち

          会社に勤め初めて間もない頃から、1日1記事、noteの下書き欄やリングノートを使って日記を書き始めた。 2月の頭、書き始めて10ヶ月が経ち、ずいぶんと日記が溜まってきた頃、くどうれいんさんの「本がひらく」での連載、「日記の練習」に出会った。 正確には、「日々を記録しようと思った自分の記録」という日記の捉え方に出会った。 小学生の頃、 日記の宿題で先生に叱られたことがあった。 毎日出さないといけない日記の宿題のページに、今日は特に何も書くことがないなと思って、「今日は特

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