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前代未聞?のドラマ「ちむどんどん」

とんでもないドラマが現れた…
ちゃんと見ていたのは最初の数週間で、そのあとは見たり見なかったりながら見したり…
でも、デトックスとして感想を記録しておこうかな。
言いたいことは山ほどあるけど、なるべく絞って、絞って…

ツギハギ展開、やばい

もう、ひとつひとつのエピソードも、それぞれの登場人物も脈絡がなさすぎ笑
朝ドラとは:主人公の成長していく姿を毎週のエピソードで繋いで描いていくもの。だと思うんだけど、まーあちぐはぐですわ!

  • 個々のエピソードが意味不明、かつ無意味。
    何かが起こり、わちゃわちゃして、なんとなく、もしくは強引に解決という流れがお決まり。その過程での主人公の努力や感情の動きもあまり見られず、解決の仕方が斜め上からなこともしばしばあるので(棚ボタ解決)、じゃあそもそもこのエピソード入れる必要あったかな、となる。
    内容も取ってつけたようなものばかりで、登場人物も各エピソードで使い捨て。多分、長い放送期間を持たせるために頑張って捻り出した結果だと思う。
    そういえば、当初は若草物語がテーマと銘打ってオマージュと思しきシーンがたくさんあったのにそれも数週間で終わり。良子がダンスパーティに行くために服を買ってしまい、華やかなものに惹かれる自分を責めるくだり、完全に若草物語オマージュだけど、その後の良子の人物像を反映していなくて、挿入する必然性がなかった。

  • エピソードごとのつながり無し。
    過去の出来事が何事もなかったかのように触れられなくなりリセットされるので、大きな流れがなくストーリーがいつも唐突感。ドラマ放送前のあらすじでは「幼い頃に1度だけ食べた西洋料理が忘れられずその道に進んだ主人公が、やがて沖縄料理に夢を賭ける」とかそんな感じのことを見たんだけど、高校生の暢子が、幼き日の西洋料理が忘れられないっていう描写が薄かった。(というか、ほとんどなかった?)
    だから料理コンテストでいきなり西洋料理のシェフになると宣言して、あ、そんなに西洋料理推しだったっけ?って。沖縄料理のお店を開くと決めるのも、披露宴でいきなり。その前から沖縄料理に関わって暢子の心が動く描写がなかったのでこれまた唐突。

相手への配慮のない会話の数々

たぶん、このドラマは何も知らずいきなり1日だけ見た人にもびっくりされると思う。
というのも、登場人物たちの言動が失礼なものばかりだから。
病気で妻を亡くした男性が、再婚するつもりの女性と娘と3人で食事するシーン。父親の再婚を受け入れられず、心を開かない娘。そんな彼女に再婚相手の女性が、「忘れないでください。お母様のことを。少しずつでもお友達になりたい。もちろんあなたが嫌ならきっぱり諦めます。」
寄り添ってる風に言ってるけど、別れることになったらアンタのせいだからと言わんばかり。こんなことを多感な年齢の女の子に言うでしょうか。しかし心を開く物分かりの良すぎる娘。これがちむどんどんの世界。
他にも、両親が喧嘩ばかりしていて家族の楽しい思い出がないと言う和彦の言葉を受けて、「うちはたくさんあるよね^^」と姉に振る暢子。いやいや、今楽しい思い出ないって言った人の前でそんな発言しないでしょー!
こんな感じで相手への配慮ゼロが言い出したらキリがないくらい頻繁に繰り広げられるので、初見でもびっくりすること間違いなし!そりゃ、結婚式に来てくれる友達いないわ…

でも評価してもいいことがひとつだけある

ちむどんどん見ていて思ったのは、わたしだったらどんなドラマにしたかな?っていうこと。今までドラマや映画を見てきてたくさん感動したり、不満を持ったりしてきたけど、自分ならどう創作するかなんて考えたの生まれて初めてだから、ある意味貴重なドラマ体験だった。そこは素直に、感謝。自分で考えてみるとやっぱりアイディアって浮かばないものですな。笑




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