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【アラサーOL】女子高生とミニスカートとジャージ【徒然なる】


なんだか頑張りすぎちゃいました。
肩の力を抜くことの大切ささえ忘れていたようです。

なんなく頑張るをモットーに生きたいけれど、
その「なんとなく」自体ハードルが高いみたいですね。

ちなみに私のモットーは「そういうこともある」です。
中学生の私が思春期の病でへこたれていた頃、母が言った言葉。
そのなんでもない言葉に、14歳の私はハッとしたのです。

良い時も悪い時も、飄々と「そういうこともある」って、そんな風に生きてみたい。

さて、今日は何の話をしようかな。久しぶりだし、何か酔狂な話でもしようかな。
と駅前のベンチでスマホを取り出した私の前に、見るからに寒そうな生足を出した女子高生たち。

そのうち数人は短いスカートの下にジャージを履いている。学校指定のものや、スポーツブランドのもの。

今の時期も授業があったかなんてもはや記憶の彼方の情報だけど、まだ休みに入ってないんだろうか。
彼女たちを見ていると、あぁ、私もこうだったなと思い出される。

寒くても可愛さを優先したい都会の女子高生のプライドってやつ。
…ごめん嘘、プライドってほどのものじゃないね。

だけどこの年頃の時は私も、冬だから、寒いからって理由でスカートを長くする気なんてさらさらなかったな。

目の前で談笑しこれからどこに行くかで盛り上がっている女子高生たちにも、そんな気は微塵もなさそう。
この時期になると、一定数こういう意見を見る。

「なんで女子高生はミニスカートにジャージ履くの?ダサくない?」

うん、まあ、確かに。そう言われてみれば、ダサいかも。でもね。私はたぶんそうじゃないと思うんだよ。

大人になった私たちから見たら、スカート長くしなよ。とか、可愛さ優先のミニスカートならジャージは矛盾してる。とか、そういう考えになるけど、あの頃の自分を思い返すと、いや、ダサくないけど?って気持ちになる。

これは別に強がってるからとかじゃなくて。

高校生の頃の私たちって、めちゃくちゃ最強だったと思うんだよ。
それぞれに大なり小なり悩みや不安があって、良いとこも悪いとこもたくさんあって。

全然可愛くないもうやだムリって気持ちの時もあれば、うちらまじ超絶可愛い最強!って気分の時もあって。

友達といるときはだいたいずっと後者でさ。
だからジャージなんてしょぼいダサ要素が追加されたくらいで、その超絶可愛い最強マインドは崩れない。

プールにワイン1滴垂らしても、プールの水がワインにならないのと同じで、うちらの可愛さはそんなもんで揺るがない。
そういう気持ちが、言葉に出なくても、えーそうかなあと思っても、実はみんなにあったんだと思う。

だから都会では心の奥に超絶可愛いマインド持ってそうな子たちしかジャージ履いてないよね。
もちろんめちゃめちゃ良い意味で。
周りに合わせてるって子も、そりゃいるだろうけどさ。

他人の批評が耳に入らない傲慢さとその揺るがなさ。
無くしてもいいけど、忘れないでほしいな。


それでは、また。

もち湖ねる

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