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しがない情シス転職戦記

こんばんは、しがない情シスです。

今日のテーマは転職です。
転職、中々大変なテーマですね。
なんたって人生の岐路の1つですもんね。

たぶん人生でコレをnoteに書く機会もそうそう多く無いんじゃないでしょうか?

今回転職してみて「おー、何か前回より色々時代が変わってる!!知らないやり方増えてる!!」って感じることが多かったので、活動を振り返るとともに、色々まとめてみました。

これから転職を検討したり活動したりする方の参考に…参考に……?
うーん、なるのか…?参考にはならないかもしれない気が…?
何か変なこともしてるので、人によっては真似は推奨しないような内容も含むと思います。予めご了承ください。

「こんなんあるんやなぁ」くらいの感じの、お茶漬け感覚でお読みいただければ幸いです。


活動概要

求職者のステータス

  • 男性・40代

  • エンジニア歴18年(ベンダー14年、情シス4年)

  • スキルセット:Microsoft系技術メイン(オンプレ、クラウド)

  • 特徴:器用貧乏、マネジメントっぽいことができる

ざっくり活動履歴

  • 転職活動期間:約11ヶ月(途中休止期間含む)

  • 利用サービス:Twitter、キャリアSNS、転職エージェント

転職活動開始したころはギリ30代だったのですが、年をまたいで40歳になっちゃいました。前厄です。
急病とかで2ヶ月寝込んで生活がピンチになったり、かなり厄いイベントもありましたが私は何とか元気です。

この歳で、このキャリアでも、遅きに失するということもなく、無事内定を頂ける結果となりました。

情シスとしては決して強くない、「特徴がないのが特徴」というジム・カスタムみたいなスペックの人間でも、手持ちのカードを生かせばまだまだいけるんだなーと思いました。

発端というか端緒というか

人が転職するきっかけって色々あると思います。
今回の転職でも、きっかけとなる出来事や日常の蓄積なんかはまあまああったのですが、一言で言ってしまうと転職前の職場には「停滞に伴う緩やかなどんづまり感という恐怖」が常にあった、という感じです。

職場にはいい人いっぱいでしたし、作ってるモノも自分がファンになるくらい良いものだったので、働こうと思えば長く勤めるという選択肢もあったとは思います。
思いますが……………

危機感ドリブン!!!

準備フェーズ

転職要件(条件)の整理

というような感じで「転職しようそうしよう」となったわけですが、まずは現状の整理から着手しました。
何をするにもまず現状把握、その後に向かうべき方向と具体的な計画立案です。

  1. なぜ転職しようと思ったのか

  2. 転職してどのようになりたいのか

  3. 転職する上で外せない最低条件は

というものをよくよく考え、可視化(明文化)してメモしました。
お仕事するときと一緒で、現状を書き出して明示しないと、自分の中でも転職のベースとなるものができないと思います。

上記の内容は、まるっとそのまま面接で聞かれる内容です。
それこそカジュアル面談〜最終面接まで、共通してほぼ全員に毎回聞かれます。
そらそうですよね、転職する理由なわけですし、『何を考えて、なんで転職したいのか?』っていうのは募集側としたらそりゃー気になるポイントです。

他者にも分かりやすい内容にまとめた上で、トークの時には具体的なエピソードで肉付けして淀みなく答えられるようにしておきます。

3.の条件については、職探しをするための条件設定(求人をサーチするときの条件)になってくるので、しっかり決めます。
私は主に以下の3つの条件を決めました。
(後述のポートフォリオに掲載されている通りです)

  1. 職種は情シスであること

  2. 現職の年収よりUPする報酬をもらえること

  3. リモートワーク主体で出社は月1~2回を上限、フレックス制度を採用していること

職種に関しては、自分自身が情シスっていう働き方が好きなので、モチベーション保てる方が長く働けるよね、ということで条件に入れてあります。
実際に求職してみると、スキルセットや働き方から類似するジャンルの職種(コンサル、PdM、PM等)がヒットしたり、紹介されたりすることもあります。
そっちに魅力を感じるのであれば志望したらいいんですが、私の場合それらの職種に対する食指が動かなかったのと、モチベーション持たなくて長続きしなさそう、と感じたのでそうした選択肢は除外していました。
(仮に案件提案されても「考えてみましたが、希望と違うんで」と断ってました)

情シスという働き方が好きなのです。

報酬面は、具体的な希望年収額を予め決めておきます。
(エージェントさんに前もって伝えたり、最終フェーズの面接で確認されたりするので、具体的な方が良い)

金額に関しては「絶対この額じゃなきゃ無理」というボーダーでない限り、提示額がちょっと下がっても良しとしよう、と考えてました。
現職の想定年収より+〇〇万円なら良いよね、という感じで)

働き方に関しては、絶賛育児中であり、もうしばらくは子どもの面倒をみることと仕事を両立していく必要があるため、働き方に自由度を持たせられるリモート+フレックスというワークスタイルを希望しました。

ちなみに在住している田舎の求人情報でそのような働き方を許容・採用している会社は1社もありませんでした。
なので、しぜんと都内や都市部などの企業がメインの選択肢となります。

上記条件を加味していくと、「ワイも地方在住フルリモート情シスになるんや…!」という方向性がここでほぼ確定となります。

ポートフォリオの作成

転職することがきっかけでは無かったのですが、同タイミングでポートフォリオを作成し公開状態にしました。

情シスの皆さんもそれぞれ個性豊かなポートフォリオを作成されていますね。見ていて飽きないです。
(a03さん、まとめ感謝!)

ポートフォリオを作るメリットとしては、

  • 自分の経歴、履歴とスキルが可視化できる

  • 転職するのであれば事前に条件面をフルオープンにできる

  • 完成したページを見て「ムフー」ってして満足感に浸れる

などがあります。
(ムフー感、意外と大事だと思います。人はモチベーションで駆動するのです

ポートフォリオを作ることによって、今現在自分に何が出来て、どんなことをしたいのか、どんなことが出来そうか、という点が見えてくると思います。

転職要件は「どうなりたいか」がメインでしたが、こちらは「現実的に今どうなのだ」っていう点が分かります。
その状況を踏まえた上で、未知の領域・職種・業態にチャレンジしてみても良いですし、自分が持っているスキルを十二分に活かせる領域に行ってもいいと思います。

また、先手を打って転職条件をあらかじめ公開・明示してフルオープン状態にすることによって、その後の活動をある程度スムーズに進められます。
エージェントさんを利用する場合は、ポートフォリオのURLを渡すだけで事前に読み込んで提案してくれますし、採用選考の申し込みの際に「URLやSNSがあれば教えてね」という企業さんもあったりします。

実際にエージェントさんなり採用担当との面談始まってから「こうしたいです」と話すより話がスムーズに進みますし、ポートフォリオを見た上で、事前に気になったポイントを深堀してより理解が進む場合もあります。

ポートフォリオって良いですね。
職務経歴書と違って完全に自分の好きなようにサイトやページの内容を作成、更新できるので、自分だけのオリジナルな経歴書、みたいな感じで情報を公開できます。

キミだけの最高のポートフォリオをつくろう!!

キャリアSNSのアカウント開設

昨今は「キャリアSNS」と呼ばれるサービスも採用活動においては盛んに利用されているので、一つくらいアカウントを開設しておいて損はないと思います。
LinkedIn,Wantedly,Youtrustなど色んなサービスがありますが、志望する企業の属性や好みなんかに合わせて使い分ければ良いと思います。
(私は最終的にWantedlyとYoutrustに落ち着きました)

あんまりいっぱい登録しても管理しきれなかったり、通知がドンドコ来て大変なので、ほどほどで良いと思います。
プロフのこまめなメンテが大変であれば、ポートフォリオのURLをプロフのトップに張り付けちゃってもいいですね。

実際にキャリアSNS経由で採用担当の方がキャリアに興味を持ってくれて「カジュアル面談しませんか?」みたいな話になるケースもありました。
(ステータスを「転職したい」に設定しておくと、採用側のサーチに引っかかるようになり、採用募集中企業の採用担当さんからスカウトメッセージが飛んでくることがあります)

職務経歴書の定期的な更新

職務経歴書も更新して最新化します。

採用において、職務経歴書と履歴書は書類選考という初期のステップで提出を求めらるれので、活動するならその時点で最新版の作成は必須となります。

それと、これは情シスSlackのリクルートチャンネルでも話題になったのですが、定期的なスキルとキャリアの棚卸として「職務履歴書を転職の有無にかかわらず定期的に最新化しておく」という作業を行うのは、自身の方向性を見つめなおすために有効な手法だと思います。

転職を検討してなくても、企業に所属する以上目標設定は必要でしょうし、評価面談とか1on1とかで「今後やりたいことはある?」「目指したいものはある?」と聞かれるのは多分一般的なんじゃないでしょうか。
そんな時に自分自身を振り返っておけば、方向性くらいはパッと答えられるので、自分自身と向き合う作業はたまーにでいいのでやっておいて損はないと思います。

いざ転職、というときにも慌てて書類作成をドタバタしなくて済みますしね。

仮に職務経歴書を更新しないにしても、ポートフォリオを作って最新化しておけば、その内容をペタペタ転記するだけで済みます。
私もポートフォリオをベースに、最新の経歴書を作成しました。
(PRポイントだけ職務経歴書にのみ肉付けして記載してあります)

えっなんかポートフォリオマジで役に立ってるやん…。
常備菜か?ってぐらい滅茶苦茶使うやん、
というのが正直な感想です。

ポートフォリオはいいぞ、最高だ。

各種アウトプット

情シスSlackなどのコミュニティに投稿する、記事などを作成してアウトプットする、SNSなどで情シスさんたちとやり取りするなど、ネット上で色々活動を継続してみましょう。
これも、普段からやっとくと後々効いてきたりするやつですね。

活動を見た情シスさんや企業さんが声をかけてくれることもあります。(ちょびっとあった)
地道に活動を続ければ、それがひょんなことで思わぬ話に結実することもあるかと思います。

風が吹けば桶屋が儲かる。
体は闘争を求めるし、アーマードコアは待てば新作が出る。(6が出る!)

この辺のお話はシンジさんの動画が参考になるかと思います。

家族への相談と合意形成

転職するって決めた時点で家族へ相談した方が良いと思います。(少なくとも私は相談しといて良かったと思う)

転職活動は少なからず家庭生活へ影響があるため、同居家族が居たりする場合は特に、事前の合意形成は重要だと思ってます。
活動自体もそうですし、最終フェーズでスムーズに内定承諾をする上でも転職活動情報は極力公開・共有して説明は惜しまないほうがいいな、と思います。

鬼無里家は初手から転職しようと考えていることをオープンにして家族の(主に嫁の)協力を取り付けました。
というか、そうしないと面接の時間取れないんですよね。(育児で)

面接予定は家族の共有カレンダーに入れますし、受けてる企業の話もしたりします。
選考フェーズでは、仕事終わって慌ただしく帰ってきてそのままWeb面接、その間嫁はワンオペ育児家事対応という感じで、だいぶ苦労をかけました。ありがとう、嫁…。
(報酬に良い感じのお酒を買ってあげました)

後に聞いたのですが、内定出た土壇場の時点で「現在の安定的な働き口から別企業へシフトする」ことに、ご家族から反対されるケースも結構あるようですね。
(こんな言い方は好きではないのですが、所謂「嫁ブロック」ってやつですね)

内定承諾前に「奥様の同意は得られてますか?大丈夫ですか?」ってめちゃくちゃ確認されました。
合意に至らず最終段階まで進んじゃうケースを心配されたのだと思います。

合意形成、トテモ、ダイジ。

開始フェーズ

Twitterのアカウントに「@転職活動中」と書いた

これはあんまり真似できるような手法では無いのですが、Twitterアカウントで「転職してるよ!」という情報をオープンにしました。

転職に関する情報収集や活動をしやすくして、転職活動中だよ!ってフォロワーさんにも知ってもらうようにしました。
実際、それを見てお声がけいただいたお話もあり、選択肢とか情報収集の範囲は広がったと思います。

後述のエージェントさんなんて元々相互フォロワーさんだったので「あー、あのアカウントの!よろしくお願いします!」という具合に話が早かったです。

ただこの方法、それなりに制約も発生します。
そのアカウントを今後も使い続け、現実の個人と紐づくアカウントとして認識されるのであれば、

  1. ネガティブな内容は投稿できなくなり、言動には気を使うようになる

  2. 同一アカウントでは同じ手は二度と使えない可能性も出てくる

ということになりますね。
どちらも理由は言わずもがな。

そういった点が気にならない、デメリットに感じない方はやってみても良いかなと思います。

余談ですが、ついでにDMも開放してたんですがめちゃくちゃスパムが来るだけの結果となりました。
9割スパム、残りちょっとが転職エージェントさんからの登録お誘い、有益な案件情報などは直接相互さんがDMしてくれてたので、DM開放する意味は正直無かった…。

DM閉じた後に残ったのはセクシーおねーさんアイコンのスパムメッセージの山でした…。

Notionに転職情報を集約

活動開始とともに、個人用のNotionで情報を整理していきました。
Notionには色んなテンプレートがあってとっても便利でいいですね。
もちろん転職活動用テンプレートもありました。

作成した職務経歴書をUPしたり、企業さんとの面接ステータス等の管理や面談後の振り返りメモ作成など、とても重宝しました。

この辺は別にGoogleDocsとかSpreadsheetsとかローカルのメモ帳とかに書くのでもいいんですが、やっぱNotionなどの「一カ所に多種類の情報を集約でき、タスクやテーブルなどで情報を管理できるツール」を利用するのは便利だと思います。

GoogleアカウントとNotionあればオンラインでの転職活動はほぼ出来ますね。べんり!

行動フェーズと求職手段

情シスさんの紹介とか

Twitterから「転職中ですよね、もしよかったら…」とお声がけいただくこともあったり、TwitterのTLに流れてきたものや、情シスSlackのリクルートチャンネルに公開された求人に「たのもー!!」と申し込んだりしました。

お声がけいただいた皆さん、選考に関わった皆さん、その節はありがとうございました。
巡り合わせもあって、結果マッチこそしなかったのですが、おかげで物凄い色々経験したり交流を持てたり、濃密な経験値を積めました。

キャリアSNS

キャリアSNSに登録していると企業さんの募集が見れたり、採用活動中の企業さんから「ご興味ありましたら…」とメッセージが届くことがあります。

今回はキャリアSNSでは条件に合う企業さんとはマッチしなかったのですが、メッセージをいただいたきっかけで面白い話が聞けたり、ひょんなことから他社の情シスさんと交流出来たり、面白い経験が出来ました。

エージェント

最終的に決まったのはエージェントさん経由の案件紹介からでした。
どのエージェントさんを利用したかは詳しく後述します。

上述した手段から、自分に合うと思ったものをチョイスしたり、併用したりしながら活動を進めました。

色んな手段はあると思います。
私は上記3パターンでひととおり活動しましたが、最終的には転職エージェントさんと二人三脚で臨む、というスタイルが合っていたようです。
一人で悶々とするよりは、素直に悩んでるポイントを伝えて壁打ち相手になってもらうのが私にとっては良かったし、有難かったです。

面接対策とか

HowTo本とかに書いてありそうな対策はあんまりしませんでした。

対策したとしても、一般的な面接対策では無く、自分の考えをしっかりと言語化できるシミュレーションをしておくぐらいです。

傾向としては「何を考えてどのように行動したか?」「実際に手を動かしたりしたエピソード」を聞かれることが多かったです。
それをストーリー立ててお話したり、肉付けしたりして、良い感じに伝えるだけですね。
面接に具体的な質問内容については後述のまゆかずさんのnoteがとても参考になると思います。割とあんな感じでした。

実際の面接でも、一般的な「こういうことを聞かれるぞ想定問答」みたいなものに載っている設問は全然聞かれませんでした。
ポジションが上のレイヤーの方になるほど、社会人とかITに携わるものとしての本質的な部分を見抜こうとする質問が多かったように思います。
我々のような中途採用者にテンプレ質問はあんまり意味なかろうなぁ、とは思います。(自分が採用側でもそんな質問はしなかったです)

ここまで来たら答えは自分の中にありますし、それを伝えて「いいね」と思われたら通りますし、「合わないな」と思われたら通りません。
ただそれだけだと思ってます。

合戦そのものはそれまで積んだ事の帰結よ
合戦に到るまで何をするかが俺は戦だと思っとる
猿(秀吉)以外 本質は誰も理解せんかったがな

織田信長(ドリフターズ / 平野耕太)

活動中に思ったこと

職務経歴書の書き方いろいろ

編年体、逆編年体どっちがいいの?と悩むことがあるかもしれません。
私の場合は十数年社会人やってるので、経歴がずらーって長くなっちゃうので逆編年体にしました。

わりと「直近のキャリアで何をしたの?情シスとして実現したことは?」という点を見られることも多かったので、逆編年体で直近のキャリアを詳しめに書き綴ったので正解だったな、と思いました。

フォーマットは一般的な物だったら何でも良いと思います。
GoogleDocsで作成して、PDFエクスポートしたものを提出してました。

面接は並行して進めるべき?

無理のない範囲内で並行したほうが良いでしょう。
理由は以下の通り。

  • 候補のうち、よりマッチしそうな企業(労使双方の視点で)を比べられる

  • 並行したぶんだけ期間は短く済む

ただ、あんまり並行しすぎると面談面接ラッシュでスケジュール調整が激しくなり、体力とメンタルと有給がゴリゴリッと削られるので、ほどほどに…。
(私は1~2件でも大変だった。育児中の転職はエクストリーム!)

メンタル回復手段は用意しておこう

選考が進む中で条件合わずにお見送り、ということも当然ながらあるかと思います。
単に条件やカルチャー、相手が求める人物像に合わなかっただけにしても、「私の力不足か…そりゃこのスキルでこのキャリアじゃね…」と落ち込んじゃうこともあります。
しかも長期化すると、まあまあの期間こうしたプレッシャーや胃痛との闘いになってきます。

そんな時、なんでもいいので自分のメンタルを盛り返したりダメージカットしたりMP回復したりする手段は持っておいた方が良いでしょう。

私の場合はコレでした。

アイドルマスターSideMはね、だいたいの登場キャラクターが社会人経験とか苦労経験があるのでね、おじさんの心に沁みるんですよ…。


余談ですが、私はメンタルの波を「運転中のBGM」で判定してます。

プレイリストに入れたお気に入り全曲なんでも聞ける:好調
気分が乗らない曲はスキップしちゃう:下がり気味
特定の曲、自分を励ましてくれる曲以外受け付けなくなる:絶不調

絶不調になる前にちょっと活動をセーブしたり、美味しいもん食べたり、お酒飲んでアンガーマネジメントしたり、HPとMPを回復させましょう。

「人生」というステータスウインドウが表示されないタイプのゲームをプレイしているので、こうしたアラートは早めにキャッチしたいですね。

走り続ける元気を無くしちゃったらゴールにたどり着けないので、時には休憩も必要だと思います。

有給をどれくらい使うのか

これまた悩ましい問題ですが、使えるなら使って面談に臨みたいですね。

特に役員クラスの方との面接の際には、容赦なく使った方が良いと思います。
役員クラスの方は普段からオンタイムのスケジュール(会議など)が詰まっていることが多く、中々スケジュールがつかまりません。
自分にも先方にも都合の良いタイミングを見ていったら大分先の日付になってしまった、なんてこともありえます。

重要度や有給残数との兼ね合いにもなりますが、決断すべき時は躊躇なく有給というカードを切りたいものですね。兵は神速を貴ぶ。

トラブル

帯状疱疹に罹患してしまった

転職活動をはじめて暫く経った冬頃の話ですが、生まれて初めて帯状疱疹にかかりました。
帯状疱疹というと胸とか胴にブツブツができて痛い、というイメージですが、私の場合は右耳に出来まして…。
ウイルスが内耳に侵入し、平衡感覚を司る神経群にダメージを与えた結果、難聴、顔面麻痺、めまいなどを発症しました。

ここで治療のため2ヶ月ほど転職活動はストップすることになります。
メインのお仕事も有給全消化の上休業となりました。

何が辛いって、めまいがして常に船酔いみたいな状態がずーっと続いたのが一番辛かったです。もう二度とごめんです。

新型コロナウイルスに罹患してしまった

帯状疱疹の症状でウンウン唸っているときに、新型コロナウイルスにも罹患しました。二重苦。
症状自体は「何か風邪かな…?(高熱)」ぐらいの軽めで済んだのが不幸中の幸いでした。
でも最終的に一家まるごと隔離状態になりました。三重苦。

踏んだり蹴ったりとはまさにこのこと!!!

内定・オファーとその後の諸々

ドキドキ☆オファー面談

最近は内定後の意思確認、条件確認の場としてオファー面談という場が設けられるのが一般的かと思います。(実は今回はじめて経験した)

就労や待遇面など、条件をよくよく確認する必要はあるのですが、大まかには一番最初に設定していた条件をクリアしてればOKと判断できるかと思います。
細かい点で分からないこと、判断に迷うことがあれば一度持ち帰って検討の上回答、という事も出来ます。

お互いにとって大事なことですので、決断スピードよりも「その判断で問題ないか」ということをよくよく考えて答えましょう。
(ちゃんと「いつまでに回答するので持ち帰ります」と伝えれば「大事な決断になるのでゆっくり考えてください」となると思います)

退職及び入社手続き

柚人さんのnoteよんどけば大体網羅できます!(丸投げダイナミック)

ほんそれです。(語彙力一桁)

とってもたくさん手続きとか書類とかが必要になるので、本決まりになったら早々に現職と転職先に確認して早め早めにやりましょう。

住民票記載事項証明書と年金手帳、雇用保険証あたりの公的書類の準備は早め早めがオススメです。
特に住民票記載事項証明書はコンビニ発行対応してないケースも多いので、窓口に行って発行しないといけないので…。

転職にあたり参考にさせてもらった情報

情シスさんたちの転職note

転職事情も十人十色、考え方も色々です。

私が考えている、「地方在住でリモート情シス」というワークスタイルで既に転職されている皆さんの転職noteはとても参考になりました。

なんというか、私の中でのロールモデル的なものとなっていました。
何回も読みなおしました。
ありがとう、アウトプットの民よ………!
知見とはIT砂漠のオアシス也…!!

転職関連書籍

活動時に読んでいた参考書籍です。
転職された情シスさんたちのオススメから2冊ピックアップして購入してみました。

「思考法」の方は物語形式で読み物として面白く、スッと読めましたが具体的な転職メソッドには言及しない、あくまで思考法を形成するための読み物でした。

「大全」の方は平坦な文章で、正直読んでて眠い…ってなってしまう箇所もありましたが、具体的な転職メソッドに話が及ぶ点も多く、実際の活動時に気をつけるポイントの参考になりました。

私にとっては、「二冊合わせていいとこ取りして丁度良かった」と思える内容でした。

内定後役に立った事

現職場の業務情報の可視化

内定が決まると引継ぎどうするのか、というフェーズに入ると思います。
引継ぎを意識したわけでは無いですが、常日頃から情シスチーム内では以下の取り組みを行っていました。

  • 脳内の知識や知見、作業内容をナレッジベースにできる限りアウトプットする

  • 連絡や相談も極力チャットでする

  • 抱えているタスクもタスクマネージャーに全投入して可視化する

ドキュメンテーションによりその人しか知らないこと・その人だけが抱えているものをなるべく無くします。
また、チャットをメインにして、メインとなる情報は可能な限りテキストとして共有します。

退職がオープンになったら、自分がメインで抱えている重ためのタスクは早々に消化し、手放せるボールは手放したり投げ返し、自分が居ても居なくても支障が出ない状況を早々に作りだせました。

仮にアウトプットや共有が漏れていたものを検知した場合、早々にメンバーから質問が出て情報の引継ぎが出来ました。
退職1ヶ月前には案件のメイン担当も全て後任に任せ、自分自身はサブ的な要員として体制を変更していきます。

引継ぎにかかった期間は正味2~3日くらいでした。(社外挨拶含め)

むしろ早く終わりすぎたので暇になり、残りの期間は低優先だけどめんどいタスクとか、地道なキッティング作業したりとか、メンバーの支援やバックアップ的な業務に専念していました。

このへんはもう引き継ぐとか引き継がないとか関係なしに、常日頃からやっておけばいずれ自分と周囲を助けるやつですね。
手段はなんでもいいんですが、とにかく可視化とドキュメンテーションしておけば後々効いてくるな、と改めて実感できました。

エージェントさん

今回利用させていただいた転職エージェントさんを紹介させてください。

WARC AGENTさんを利用させていただきました。

WARCさんはバックオフィス領域の職種に強い転職エージェントさんですが、中でも「情シス特化支援」が存在するのは特筆すべき点だと思います。
「エンジニア」というくくりで支援するエージェントはよくあるかと思いますが、「情シス特化」ってなかなか無くないですか?

情シス特化支援ということ

まず情シス系の取り扱い採用案件数が豊富です。

私の希望する「地方在住 × フルリモート × 情シス」っていう働き方、世の中ではそこまで多くは無いと思うんですよ。
情シス求人のだいたいが、機器メンテやキッティングなど「物理的にそこに存在する必要がある」業務があるので、それなりに出社を必要とするケースが多いわけですし…。

情シスが当時売り手市場と言われていた状況であっても、それは変わりありませんでした。

そんな中でも、希望条件にマッチする案件を即座に色々と提示してもらえるのは、シンプルに心強いと思います。

求職者に対するスタンス

お世話になった向井さんのツイートです。

求職者と向き合って、要件や志向について丁寧にヒアリングしたうえで、マッチした案件を提示してくれます。
「紹介できる案件ないから希望条件外だけどこれでいいよね?」みたいなことを言ってくることはありませんでした。

情シス領域に理解があり、情シス志望の転職者に寄り添った支援をしてくれるエージェントさんだと思います。

おわりに

長々と書いてしまいましたが、ひとまずここでおしまいです。

私自身、キャリアプランとかあんまり考える方じゃないので、戦略的にこのキャリアやこの職を経験しておけば将来的に有利だろう、とか深く考えて転職活動を行ったわけではありません。

「好きなITで飯を食っていきたい」
「できればおじいちゃんになるまでITに関わっていたい」
「ITでどこかの誰かの役に立ちたい」
という物が自分の中に根源としてあり、結果としてそれにマッチする働き方が情シスであった、という感じです。

そして、目まぐるしく変化する情勢の中、仮に今キャリアプランを描いたとしても数ヶ月後、1年後には本当にどうなっているか分からない、という状況は皆さん経験されたかと思います。
(新型コロナウイルスや、昨今の国際情勢等、ホントに色々ありましたし、これからもあると思います)

最終的には、自分の中の根源的なものはブレさせず、その方向性に沿って生きていくための力をトータルで獲得出来たらオッケーかな、くらいの感じで、変化に対して柔軟に生きていきたいものですね。

これを読んだ皆さんの中でも転職を検討されたり、活動されている方もいらっしゃるかと思います。

そんな皆さんの前途に幸有らんことを。


おまけ

頑張ったご褒美にでっかいモニター(34インチウルトラワイド湾曲タイプ)買っちゃいました!!

ところで、こいつを見てくれ…こいつをどう思う?

ヒヤッホォォォウ!最高だぜぇぇぇぇ!!

このモニターを買う時、妻に

「(ガジェット買う時の)お約束だから言うね…また買うの!?

って言われました。


おしまい


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