mochi

甲斐犬ぼたもちとの日々を中心に、少しづつ書き綴ります

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最近の記事

愛犬ぼたが逝って一年たった

二月十日 ぼたが逝って一年たった。 ”いっしゅうき”という言葉はしっくりこないが、いわゆる一周忌だ。 昨年末、ご近所さんとのおきまりのご挨拶で「一年あっという間でしたねー」「ほんと。もう年末なんて信じられませんね」なんて言葉を交わしたが、正直「まだ一年しか経ってないんだっけ?」そんな気持ちだった。 ふいに胸を押しつぶされるような寂しさが襲ってくるこの毎日が、いつもだったらあっという間に感じる”一年間”という月日をとても長く感じさせる。 まるで時空が歪んでいるようだ。 ぼ

    • 来年の手帳

       「ぼたのことを書きます」とnoteをはじめたものの、いざ書きはじめると、感情が高ぶって進まない。書けたとしてもあまりにもエモーショナルな文章になりすぎる。  で、しばし放置してたのだが、ぼたの闘病中そして、いなくなってからの期間、誰に見せるともなく自分の心の安定のために書いた文章を載せようと思う。 これは今年の2月。 ぼたが亡くなった2週間後に書いたものです。 ↓ ↓  来年の手帳を買うのが好きだ。  毎年十一月に来年の手帳を買う。デルフォニクスのキトリというシリーズが好

      • ぼたもちは、こしあんです

        ぼたもちは、断然こしあんだ。 それも丁寧に大事になんども濾したすべすべなめらかなやつ。 我が家の愛犬、ぼたもち。 通称ぼたは、まさにこしあんのそれだった。 やわらかい毛の手ざわりはもちろん、性格も丁寧で、よく「ぼたは英国紳士」と冗談を言うほど雑なところがなかった。 生後2ヶ月のぼたを迎えると決めたとき、ネットで調べ恐れおののいた粗暴な甲斐犬の要素は皆無だった。(そのあと出会った甲斐犬たちは、ほぼみんな人懐こくかわいくて、ネットの情報がいかに偏ったものか再認識したのだけど)

      愛犬ぼたが逝って一年たった