KOBE 早春の詩
坂道の向こうから春の風を感じました
偶には遠いところに行きたくなる
新しい下着を身に着けて
何十年この道を歩いてきたことか
何度も塗り重ねられた記憶
この青空に免じて
新たな息吹が芽生えるためにも
飛び出す準備は整った
何気ない庭に咲く水仙の花
不測の事態に対しての準備はしている
夢と希望をしっかり抱き
目的に照準を合わせる
坂道の風は、肩をそっと押してくれている
石垣と金属の支え棒
目的があってもなくっても歩む
でも目的は勢いを生む
どんな雨水に晒されても
青空に向かって新しく芽を伸ばす
風が雲を運ぶように
希望に向かって歩む
川の水が時代を刻むように
憧れに向かって歩む
たとえ立ち止まることがあっても
必死に生きていれば
支えてくれる人もいる
今日も、すれ違ったあなたと
誰かを待っているあなたと
ささやかな時間を共有できる幸せを
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