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自分は何がしたいのか?

実はnoteを始めようと思ったのも、自分探しだったりします。

それが恥ずかしいホンネです。

ずっと音楽をやっていました。
憧れのギタリストみたいになれると思って疑わなかった。憧れのギタリストにひょんなことから直接教えていただけることになって、年に数回だけど直接教えてもらって、話も色々できるようになって、知人としての距離が少し縮まって。

練習したら彼みたいになれる、上手くなると信じてたんですよね。いま思えば。
でもそれは無理なんだ、と始めてそれを感じた時がありました。

昔のことのように書いてるけど、つい先月のことです。

いつものようにライブがありました。聴きに来てくれるお客さんのためにいい演奏をしたい、という思いは今回もとても強くて。
事前に練習はもちろん、インスタライブをしてみたり、いつもより少し入念に準備をして臨みました。

ライブはもう20年くらいやってるから緊張していたわけではない。会場も何度も出演しているライブハウス。やる曲も自分の持ち歌が中心。
いつもと違ったのは、いろいろ考えた結果、今回からステージ上での名前を変えたことくらい。

いつもより少し入念に準備した、いつもと同じライブ当日でした。

ライブ後によくできた、と思ったことなんて、一度もなくて、いつもダメだった、と凹んでばかりではあるんだけど、今回はちがいました。

何百回もライブで演奏してきた中で、最低でした。

その日の録音も録画も、怖くて見れないので、何がそんなに悪かったのか、分析もできていないので、具体的にはわからない。でも体感値として、自分の中ではもう本当にどうしようもない出来でした。

お客さんには今日もよかったと言ってもらえたことが、今回は逆により辛かった。なんだかみんなを騙してる気持ちで。こんなにひどい歌なのに、演奏なのに…。

罪悪感がひどく。

家に帰るなり、楽器はすべて目につかないところに仕舞い込み、弾かないことはおろか、聴くことも嫌になってしまって、誰の何も曲も全く再生しなくなりました。

あまりの落ち込みように、家では家族に心配され、あろうことか翌日までそれを引きずり(それも初めてでした)、午前中にオフィスでのパフォーマンスもあがらない。

自分は何をやっているんだと、甚だしい自己嫌悪に陥りました。

でも、あることに気づいたんです。

ひとつはその週にあった研修で。

マネジャーになりたい、という各部門の優秀なノンマネージャー層が自己エントリーで応募する研修です。社長の肝いりで、今回始まった研修で、自分がやりたかったことでもあり、気合をいれて研修の準備、運営、講師をしました。

キラキラした若手中堅、まだ一旗挙げてやるぞ、という意気込みのベテランが入り混じった、エネルギッシュなメンバーたち。

僕の準備してきたコンテンツも好評で、事後アンケートの結果もかなり満足度が高かったんです。

あー、こうやって、人が輝きを増すプロセスに関われることって、幸せだな、ということを改めて感じました。
それがやりたくて、ムチャをして去年この仕事を選んだんだ、ということを改めて感じました。
僕が音楽をやることで幸せになってくれる人ももしかしたらいるのかもしれないけれど、音楽に費やしていたエネルギーを別の使い方をすると、それによって幸せになる人は確実にいるはずだ、ということをおぼろげながら感じました。

何か音楽に変わる表現、そして人材開発のエリアでの自分を高めて、もっと多くの人の輝きに貢献したい。

そのために自分の表現力、発信力を高めていきたい、と考えていたときに見つけたのがnoteでした。
書くことで少しずつ整理しながら、研修で話をしている内容を広くいろんなところに共有していきたい。キラキラした目をした人が一人でも多くなるように、何かの力になりたい。

またいつか、もっと気楽に楽しく、ギターをポロポロと鳴らせる日も来たらいいな。

もち庵



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