exダーリン

 いつかの元カレたちに向けていま思うことを綴ってみる。時系列はきっとバラバラだし登場しない人もいるかもしれない、完全なる自己満noteだ。



目が大きくて格好良かった初めての彼


 記念日は2月2日。他の記念日は忘れた(そんなことはない)が、この日は忘れられない。ひとつ年下で当時は学年の違う教室に行ってはいけなかった。なので向かいの校舎に向かってよく手を振ったり、鏡の反射を使って遊んでいた。いま思えばなんて尊い時間だったんだ。
 毎日のメールと数回の電話をしただけで一緒に遊んだこともなかった。一度だけ家まで送るよと言ってくれたことがあったが、反対方向だから悪いよと断った。恥ずかしかったんだよ~、、
 いまだから言えること。友達についてきてもらってこっそり自転車においてあった合羽をにおってみたことがあった。(許してほしい)さわやかで想像どおりのいい匂いがした。わたしと同じ高校へ進学してくれないかなと祈っていたけれど、期待は外れ県内一優秀なところへいった。賢いことすら知らなかったよ。


同じ教室の彼

 
 次はなぜ好きになってくれたのかわからないアナタ。後ろの席の男がわたしの真っ白な制服にシャーペンで落書きしてきたことがあった。それを一生懸命消しゴムで消してくれたような、もしくは怒ってくれたような、そんな曖昧な記憶がある。 
 ビデオを観るために真っ暗にした教室のなかでこちらに視線を送ってきていたアナタ。いま思えば愛おしい時間だったけれど、そんなに好きになれなかったような、なんならほんのちょっとキライだったような、よくわからない時間を過ごした気がする。ああ、なんて曖昧。


来世でも仲良くありたい彼


 そして後にも先にもないっていうくらい好きだったヒト。風の噂で結婚したことを知った。受験期だったからこそ楽しかったし、苦しかった。周りの友達に冷やかされてたけれど(わたしに向けて)、自分史上最高級のツンデレ期だったので、好意は自分に対しても隠して(持って)いた。 
 そして彼はせっかく入った大学を辞めて浪人生となった。なんの迷いがあったのかわたしの恋人となった。1か月記念日の前日にあっけなくフラれた。その後もずっと好きだった。
 二十歳の同窓会で再会した。(同窓会マジックなんてものはなかったゾ)これを機に彼を含めた数人でたまに遊んだ。あの頃みたいで楽しかった。いつも突然メッセージを送ってくる彼に確実に振り回された。(どういうつもりだったんだ?)


蛙化を知った大学生


 1週間と少しだけ付き合ったこともあった。一目見たときにタイプだ!と思った人だったが、運動部だったという割に運動神経が悪かったり、食べるのが遅すぎたり、と俗にいう蛙化現象ですぐお別れした。(その後なんやかんやで悪口を言われ、きまずくなる。)


 

そんなこんなで・・・

 いざ思い返せば、恋多き学生時代だったんだなと気づく。社会人になって恋愛をしようとするととても難しい。
 樹木希林さんの“物事の分別ができないうちに結婚しなさい”という名言があるが、それが実行できなかったわたしはこの先どうすればいいのか。
 わからないが、きっとなんとかなっているので流れに身を任せてこれからも彷徨うつもりだ。

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